今日はボクの誕生日やのに...





何で誰も祝ってくれへんの?


















 「お誕生日おめでとう!!」











と言う声が聞こえギンは執務室から出た












 「・・・」









 「わー!ありがとう」








祝ってもらっていたのはギンの部下である だった















 「(なんや、あの子も今日誕生日だったん?...何で隊長のボクは祝ってもらえんのにあの子はあんなにも祝われとるんや…)」










ギンは少しションボリして執務室へと戻って行った













 「(確かちゃんやったよな〜。エエ子やから人気あんねんな。カワエエし。ボクも好きなんやけどな〜、

  そこいらの男が思ってる奴らと比べもんにならんくらいに...)本気で好きなんや...」









ギンはそう呟いた














しかし、思いとは裏腹にギンの所へ届く物と言えば書類だった







ギンは期待を捨てた





書類の整理に追われていたせいか何時しか自分が今日誕生日であることをすっかり忘れてしまっていた



















定刻を過ぎると、次々と部下は帰って行く






 「ボクも帰らなあかんな〜」







と思い席を立ち上がると戸を叩く音がした











 「入り...(何や...折角帰ろうと思うたのに...)」




 「失礼します」








が中に入ってくる












 「書類をお持ちしました」




 「持ってきてくれへん?」




 「はい」










ギンはから書類を受け取る










 「それとですね」



 「何や?」



 「三番隊の皆から隊長にお誕生日プレゼントです」



 「!?」








は大きな箱をあげた











 「ボクになん?」



 「はい」



 「ありがとうな」




 「いいえ」











はニッコリ笑った



ギンは箱を貰い包装を取っていく








 「…何やコレ?」



 「座椅子ですよ!隊長お仕事大変ですから」



 「ありがとうな...」










ギンはに抱きついた







 「市丸隊長!?」



 「ごめんな〜。今日ちゃんの誕生日なんやろ?」



 「はい…」


 
 「ボク何も用意出来へんかったん...せやからな、ボクをあげるわ」



 「はぁ〜・・・はいィィ――――!?///」


 
 








は一気に顔を赤くした











 「ボクがプレゼントやv」




 「市丸隊長、熱でもあるんですか!?」



 「あらへんよ。ボクは好きな子に自分をあげたかっただけやvV」



 「すっ、好きな子...///」



 「せや。返事聞かせてもらってもええ?」



 「///もらっていいですか?」













ギンはニッコリ笑い




 「エエよ」




と言った










 


 「ボクも欲しいもんあんねん」





 「何ですか?」





 「ちゃん欲しいわ〜」





 「え〜っと...ιあの...それはちょっと...」




 「ダメなん?」




 「…まだ///」




 「まだってことはいずれはくれるってことやな?」





 「…そういうことですかね?///」





 「まー、エエわ。今日のとこはな!せやったら料理作ってくれへん?」



 
 「はい」




 「ほんならちゃんの家に大急ぎで行かな!!」















ギンはを抱っこした











 「うわぁ〜///」




 「ボクだけのちゃんや♪」








ギンはと顔をつけ頬をスリスリする










 「大好きや」




 「私も大好きです」















二人はお互いに「誕生日おめでとう」と言った


























☆―――★―――☆―――★―――☆


 〜あとがき〜
 
 ギン、ハピバ〜vV

 当日にUpしたかったんですがそうもいかない予定があり無理でした...

 頬をスリスリやられた〜いvV

 ギンをプレゼントされたら嬉しすぎて死にます...

 ギンなら自分をラッピングして「プレゼントや〜♪」とかいってきそう!(*´m`)

 カワイイよギンちゃん!!!

(H.18 9.10)



 ここまで読んでくれてありがとうございました!

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