「、あんたこんな晴れた日に傘なんて持って来たの!?」





教室では友人である郁美が騒ぐ。





 
 「えっ?でも、おばあちゃんが持って行った方が良いよって」





そんなことを言ったあなた。

教室では笑い声が広がった。










 「ちょっと来なさい…」





友人はを呆れたように見て、窓の傍まで連れて行かれた。









 「どう?」


 「どうって……?」


 「だから、この天気見て雨降ると思うの?」


 「う〜ん...夕方になったらわからないよ」


 「ハァー。もういいよ」





苦笑いでの頭をワシャワシャと撫でた。

それを避けようとは左右に動く。


















 「見ろよ、の奴かさ持ってきてんぞ」


 「あっ?」





片隅ではそんな会話がされていた。


一護はそう言ってくる友達が言う人を見る。

そこには確かに一つのかさが目に入った。









 「この快晴と言っても過言ではない中、良く持ってきたよな」


 「まっいいんじゃねーの?」




一護は苦笑してそう言った。


















 「あんたこういうことやってると、黒崎に笑われるよ」


 「なっ!!なんで黒崎君が出てくるの!?」


 「だってあんた好きなんでしょ?」


 「それは…」


 「アタックしないの?」





と言われると、は首を数回横に振った。






 「そんなの無理だよ!話すのでさえ凄くドキドキするのに...」


 「早くしないと、取られるよ」


 「うっ...うん。でも私、黒崎君が幸せならそれで良いよ」







はニッコリと笑う

スパーンという良い音がなった。






 
 「痛いよ...」





は頭を抑えた。









 「それじゃダメ! チャンスをうかがってちゃんと言うの!わかった?」


 「…わかったよ(けど、そう簡単には言えないよ)」





友達と楽しそうに話す一護を見た。




放課後...


雨が降ってきた。







 「あんた偉いよ」



と言うのは郁美。




 「私はただ持ってきただけだよ。郁美、送ってくよ」


 「入っていきたいのは山々なんだけどさ、私部活なんだ。それじゃ、また明日!」


 「うん、バイバイ」






友人と別れたは一人玄関へとむかった。

靴を履き替えると後ろから声がした。







 「」


 「あっ!黒崎君」


 「お前スゲーよな。ちゃんと傘持ってきて」


 「凄いのはおばあちゃんだよ。私はただ持ってきただけ」


 「ちゃんと言うこと聞いてよかったな」


 「うん、黒崎君持ってきてないの?」


 「あぁ。天気良かったしな」






一護は苦笑した。





 「貸そうか?」


 「お前2コも持ってねーだろ?俺なら大丈夫だせ」


 「でも…」


 「気にすんなよ。じゃーな」


 「(勇気、出さなきゃ)」






一護が玄関のドアを開けるか開けないかそんなとき








 「黒崎君!」


 「?」


 「一緒に...入る?」


 「ハァ!?…いいのかよ?」


 「私は…全然///」


 「...じゃー、行くか」








一護はの持ていた傘を開く








 「私持つよ!」


 「いいんだよ。入れてもらってんの俺だし。それに、俺の身長に合わせてさすの大変だろ?」


 「ありがとう///」







学校を出たまでは良かったが暫く何も会話がなかった







 「(何話していいかわかんないよ――!)…くっ、黒崎君ってさ、好きな人いるの?」


 「あ〜、そうだな……いるぜ」


 「そ、そうなんだ(私、動揺してるよ。…誰なんだろう...私じゃないってのは確実だな〜(悲))」


 「は、いんのか?」


 「私!?…私も、いるよ」







は少し微笑んだが、それはどこか悲しい表情だった。







 「へ〜クラスの奴?」


 「えっ…うん」


 「そっか。傘サンキューな」


 「でも」


 「俺の家すぐソコだから」


 「待って!」







私は郁美に言われたことを思い出した。

チャンスを逃したら…いけないよね







 「私ね、k室崎君のこと好きなの」


 「…驚いた。まさか俺だったとはな...まっ、安心したけどな」


 「私も家近いからコレ…持ってって!!」








は一護に傘を渡す。








 「わぁっ!」






は行き成り一護に抱き寄せられた。








 「言うだけ言って帰る気か? 俺もお前のこと好きだぜ、」








一護は他の人には見られないように傘を盾にしてに記すをした







 「「///」」







一護は傘を閉じ空を見上げた。






 「晴れたみてーだぜ」






も空を見上げる。










ありがとう雨


 ありがとう傘

 
  ありがとうおばあちゃん




そして



 ありがとう…大好きな一護











 

 

あとがき
管) はーい駄文!

一) たくっ

管) いいな〜いいな〜アイアイ傘v

一) テメーとはぜってー嫌だけどな

管) 一回くらいいいじゃないのさ、この色男

一) 嫌だ

管) ケチ

一) ケチで結構!
    ここまで読んでくれてありがとな!

管) ありがとうございました♪