「何コレ?」








私が道端を歩いていると、汚らしいライオンのぬいぐるみを発見した
洗えば使えるかな?





 
 「…ライに持って帰ろう!」








私はその汚いぬいぐるみを持って帰ることにした
汚いけど洗えば犬のおもちゃくらいになるだろうと思ったわけなんだけど...







 「ライ、ただいま」
 「ワン!」








が自宅の家へ入ると犬がご主人の帰りを待ち望んでいた
ライは嬉しそうに尻尾を振っての方を見ている









 「ちょっと待ってね、お土産を綺麗に洗ってくるから」
 「ワン」










ライは洗面所までついて行くとドアの前で大人しく舌をだして待っている









 「(…待てよ。洗ってくるってことは、俺がお土産!?)俺様は犬のエサじゃねーぞ!!」
 
 「ハァッ!?」








は流しにぬいぐるみを放り投げたその場を後にした。
そして向かった先はベランダ








 「一護!一護!!いちごー!!!」






と大声を出して叫ぶ
一護の家はの隣
大声を張らなくても余裕で聞こえる距離だ






 
 「んだよ...」







うるさえーと言わんばかりの顔をしてベランダから顔を出す一護







 
 「ぬいぐるみがしゃべった!」
 「はぁ?」
 「いいから早く打ちに来て!」
 「たくっ」








一護の部屋のベランダからの部屋のベランダへと渡るのは容易だった
仕方なく一護はの部屋へと上がり込む




 


 「早く早く!」
 「何だっつんだよ」
 「だからぬいぐるみが喋ったんだって!
 もしかして霊とか取り付いてるのかなってそう思ったの」
 「ぬいぐるみが喋るわけ…」









一護は洗面所の流しに放置されているぬいぐるみを見て一瞬動きを止めた







 「きっ、気のせいだろ…ι」






少し様子の可笑しい一護






 「(なんでコンがの家にいんだよ!)」
 「おっかしいな〜、さっき確かに叫んだんだけど...。まっいいや、ライあげる」
 「だからやめろって言ってんだよ!!いっちごぉ〜助けてくれー」








そう叫ぶとぬいぐるみが一護に泣きつく
気持ち悪いと言わんばかりに一護はぬいぐるみを床に投げ飛ばした




 
 「ほらしゃべった!って…何?知り合い!?」
 「知らねーよ」
 「知ってんだろーが!#何自分知りませんみてーなこと抜かしてんだ!
  お前いっつもがカワイイだの好きだのって寝言いってん...ぐぬぅ...綿出る...ワタ」










一護は力いっぱいにコンが離せないように掴む












 「気にすんなよ...」
 「うん///」
 「でも、お前のコトは好きだぜ///」
 「わ、私も、一護が好き」
 
 「マジ!?」
 
 「うん」







はニコリと笑って見せる
その笑顔に一護も照れながら笑う
そして、二人は視線が重なった








 「キス...していいか?///」
 「いいよ///」







二人の距離は縮まり唇がくっつくと直ぐに恥ずかしそうに放す








 「大好きだよ」
 「俺も、好きだぜ」










二人のラブラブ振りを目の前にするコンは
 「おい、オメーら!!俺様を無視してんじゃねー#」
と叫んでいた













 

 

 

 

 

 

 

あとがき                                                 

管) コンのお陰で結ばれたわけですな〜

一) うるせーな

コ) そうだ!お前ら俺様に感謝しろってんだ!

一) お前ライの餌食にされてーのか?

コ) それだけは...やめて...

一) ここまで読んでくれてありがとうな

管) 私全然発言してないんですけど...
   読んで頂きありがとうございました!

 

 

2008/03/06