「やっべー…遅刻だ…」




一護は学校に遅刻しそうになって慌てていた。


そんな時、角を曲がろうとした。その時人とぶつかった…









         “一夏の恋”









「キャッ…」

「うわぁ!」





ちょうどこの時だった…

俺がこいつと出合ったのは






「大丈夫ですか?」







俺とぶつかった人は落としてしまった鞄を拾って聞いてきた






「おっおぅ…大丈夫か?」

「はい」





女性はニッコリと微笑んだ






「ごめんなさい急に飛び出してしまって」




そう言うとペコリと頭を下げる




「俺の方こそ悪かったし…」




そういうとよかったと云わんばかりに笑顔になった女性




「すいません少し急いでいるもので…」





その女性は一礼して去って行った



俺は少しその女性の後ろ姿を眺めていた







「(きれいな人だな…やっべ!!)」







ギリギリ間に合った





「おーっし!H・Rはじめるぞ〜」



そう言いながら担任が教室に入ってくる



「転校生が来た。入って来ていいぞ」



先生の言葉で教室の中はざわめいた



中に転校生が入ってくると俺は驚愕した

転校生はどうやら一護に気付いたようで一護を見ると微笑んだ






「初めまして。 です。よろしくお願いします」



は体を前に倒して礼をする






「(朝の奴だよな…)」






俺は内申また会えたことが嬉しかった






は家の事情で三週間の間しかいないが皆よろしくな」

『はーい!』



と言う声がした



「それじゃーは黒崎の隣な」


「はい」


はユックリと一護の方に近づいて行った


「よろしく黒崎くん!今朝はごめんなさい」

「おぅ。あれは俺も悪かったしな…」




俺は苦笑した

は自分の席に座る

そしてあっという間に一日が過ぎた。

 




放課後…




俺が帰ろうとしたら後ろから「黒崎君」という声が聞こえてきた


その声のする方に一護は振り向く



「一緒に帰ろう?」

「おぅ」



断る理由も無かった俺は一緒に帰ることにした



「黒崎君の家ってどこにあるの?」

「もう少し先のとこ。お前の家は?」

「もっと先。私こっちだからバイバーイ」

「おぅ」



は手を振りながら路地に入っていった


「(三週間…っか…)」







それしか会えないと考えると辛かった


この時初めて恋をしたのかもしれない…








一週間が経ちと会えるのもあと二週間になった。





その日は学校に来なかった…






次の日も…その次の日も

 


そしてやっと来たと思った俺は嬉しかった…

その幸せな一時は  の一言によって覆された…

朝のH・Rの時だった。は急に立ち上がって俺達にこう告げた




「突然なんですが、家の事情で今日引っ越すことになりました。今までお世話になりました。あと一日もないけれどよろしくね」



そう告げ席に座った



「(…嘘だろ…)」



俺はこの日の授業が身に入らなかった

 



放課後こいつが来た日のように二人で帰った





「来たばっかなのにな…」

「うん。でもいっつもこんなかんじだから慣れてるけどね」



というとは少し寂しい目をした



「それじゃーね!…一護?」



一護はを抱いていた



「好きだぜ…


「…ありがとう」



一護はを放す



「んで…答えは?」

「次に会った時にまだ好きでいてくれたら答えるよ。今までありがとう!これからもよろしく!!」


と言うと一護にキスをした


「それじゃーね。バイバーイ」



は走って行った


「…バーカ……嫌いになるわけねーだろ(///)」

 

 


 
〜おまけ〜


さん不倫したッスね!」

「してないです!私まだ独身ですけど」

「あたしというものがありながら黒崎さんに走るなんて…」

「だから私と浦原さんはなんでもないでしょうに!」

「浦原さんなんて他人凝議ないい方しないでいいんすヨ!キ・ス・ケvでいいですってば!恥かしがりやなんだから〜vvv」

「誤解をまねく言い方辞めて下さいね」

「またまた〜♪  さんはカワイイっスね!!」

「あ〜もういいです。私はもう戻ります。また遊びに来ますね」


そして、一護と再会するのはまた別の話…