アレ?
修兵ってどこに寝るんだろう?








と思い聞きに行くためリビングに行くと...そこでは...















 「カワエエやろ?」
 「そうですね、カワイイです」
 「せやろ?の今日のパンツの色知っとる?」
 「知りません」
 「知りたいやろ!?」
 「そりゃー、まー…知りたいですね」
 
 「こっそり教えたるわ!」








とその時ギンの顔にクッションが飛んで来た。




 「あんた何教えようとしてんの?#」
 「のパンティーの色やvV」
 「バカかぁぁぁ!!#」
 「パンティー駄目やったらブ...」
 「同じだボケ!」



次に飛んで来たのは座布団だった









 「教えても減るもんやないしエエやんv 修兵君やて知りたいんやし、な?」
 「そりゃー、のことなら何でも知りたいっすよ」
 「何でも教えたるで!のスリーサイズとかな」
 「やめんかい!!」
 「今日の朝な、のオッパイ触ったん...」
 「…#」






は無言でギンを蹴り飛ばした。
蹴り飛ばされたギンは床に横たわったまま動かなかった。




 「だっ...大丈夫かよ!?」
 
 「いいのいいの。いつもだから慣れてる。ごめんね。酒飲むと益々駄目親父になるんだ、父さんは...
  って!!修兵も飲んでるの!?一応未成年でしょ!!」
 
 「大した量は飲んでねーよ」




突然ギンは後ろからムックリ起き上がった。



 「〜vV」
 「ちょっ!!ギャァァァァ!!!何すんのぉ!?」
 「、ボクが大人の体にしたるわ〜」
 「ちょっと!!放せ!!」







ギンはに後ろから抱きつき、服と服の間から手を入れて、の腹をプニプニしだした。
そのうち、中腰だったはギンの重さに耐えかね、そのまま床に潰れた。







 「おっ……重い………死ぬ…」
 「そんなにボクとしたかったん?こないなところで寝るなんてvV」
 「この変態...さっさとどけろ!」
 
 「ギンさんちょっと飲みすぎですよ!!」





修兵がギンを押さえる。








 「まだ飲めんで!!」
 「、寝室に連れてくからドア開けてくれ」
 「オッケー」







二人の共同作業により、ギンは寝室で眠りについた。








 「ホントごめん」
 「気にすんな」
 「ありがとう…」





はそう言うと自分の部屋に戻って行った。
修兵がどこに寝るのか聞かずに...
暫くすると、の部屋のドアがノックされるおとが聞こえてきた。









 「はい」
 「入っていいか?」
 「どうぞ」





修兵が入ってきて、一つの包みを渡す







 「コレ」
 「あっ...ありがとう」





それは放課後と二人で買いに行った物
まさかに渡すとは思っていなかった。








 「やっぱお前は食い物の方が良かったか?」
 「そんなことないよ。大事にするね」
 「おぅ」
 「何か来てそうそう大変でしょ?」
 「お前のギンさんのことか?」
 「そう。ホント疲れるんだよね」
 「まっ、楽しいんじゃねーのか?」
 「いや、ありゃ楽しい通り越して疲れるに入るよ」





修兵は苦笑した。



 「お前ってさ」
 「何?」
 「恋次のこと好きなのか?」
 「どうして?」
 「仲いいから」
 「ん〜…好きだけど、そんなんじゃないと思う。長い付き合いだからねそんなんじゃない気するんだ」
 「そうか」
 「修兵は好きな人でもできたの?」
 「俺か?…まーな」
 「へ〜、女子が残念がるね」
 「そうか?」
 「絶対そう!!だってあの様子じゃ皆修兵狙いになるだろうし」
 「…お前は?」
 「私?」
 「そう、お前…」














修兵はに近づき真っ直ぐ目を見た。







 「どうなんだよ…」
 「わけ…わかんない」
 「…何でもねー」
 「あっそ」
 「ここで寝ていいか?」
 「あんた、何言ってるかわかってますか?」
 「わかってるぜ。安心しろ別にギンさんみてーなことはしねーよ」
 「当たり前じゃん!!あんなん家に二人いたら、私はここを出るね」
 「寝ようぜ」
 「まだ許可してません!それにここシングルベッドだし」
 「大丈夫…」









修兵はの腕を引っ張ると自分の胸におさめそのままベッドに横になる





 「ちょっと!!放してよ!!」
 「俺さ...母親も父親もいねーんだ」
 「…私も母親はいない」
 「そうだったな...」
 「?」





この時修兵がどうして私の家庭の事情を知っているのか不思議に思った。
何も話してなかったからだ。
恋次が話したなんて絶対にありえないだろうし...
父さんが言ったのかな?
でも...アレ以来母さんのことは一度も話してない…














 「あとな...俺、夜一人でいんの駄目なんだよな」
 
 「えっ?」
 「コエーんだよ...わかんねーけど。嫌なこと思い出しちまいそうで…」







修兵が震えていた。
抱き付かれている私には体全身でそれを感じる





 「...じゃー、父さんと寝たら?」
 「男と寝るのは勘弁だな」
 「まっ、それもそうか。しかも父さんだからね」
 「しかし、自分の父親のこと酷く言うな」
 「毎日毎日こうもセクハラ受けてたら褒めるところなんてどこにもありませんことよ?」
 「まっ、がんばれよ」
 「あっ!そうだ!!」
 「?」
 「夜寝るとき人形、貸してあげようか?小さいときのお気に入りのがあった筈だから!!」
 「…いらねーよ」
 「じゃー、どうすんの?これから毎晩」
 「お前と寝る」
 「断る。ってか、ここに来る前どうしてたわけ?」
 「女もいたしな、何より愛犬がいた」
 「お...女ね…」
 「変な想像してんだろ?」
 「…だって、男と女が夜寝るって言ったらそりゃ...それなりにリスクがあるんじゃないの?」
 「…一緒に寝たことねーよ。ただ居ただけ…好きじゃなかった」
 「ひっどーい」
 「…確かにそうかもな。あんまり構ってやれなかったし」
 「どうして付き合ってたの?」
 「わかんねー…」
 「...寂しかったんだ」
 「…」
 「自分だけの人が欲しかったんじゃない?」
 「…」
 「じゃー、約束!もう好きじゃない人とは付き合わない。それがお互いのためだし、いい?」
 「…あぁ」
 「あ〜、眠たくなってきたかも...」
 「俺も」
 「じゃー、放してくれます?」
 「人の話...聞いてたか?」
 「聞いてたけどさ、好きじゃない人にこういうことするのは」
 「好きだ…」
 「えぇぇぇぇ!!」
 「何驚いてんだ?」
 「いや...そういうの初めて言われたし...どうしていいかわかんない」
 「俺もわかんねーよ…ただ寝ようぜ?」
 「そ、そうだね」
 「おやすみ」
 「おやすみ...って放してぇ〜」













そのまま寝てしまった二人...
翌日どうなるのか…
それは次の日になればわかるのだが…




















 

 

2008/03/05