今日も私は残業です! ここのとこ残業続き... 疲れる... お肌にも悪いし どうしてこんなに残業が多いのかというと、 私が所属しているココ護廷十三隊・十三番隊は隊長が体が悪いので そのぶん私たち下っ端が賄うわけなのですよ あっ、でも、隊長は優しくて好きなんですけどね! 残業の書類を持ってくと必ずアメくれるし!! 何て太っ腹なんだ!!! (どんな理由で好きなんですか!?) 「あ〜…なんか…もう嫌だ(泣)」 結局今日の残業が終わり時計を見ると10時を回っていた 「もうこんな時間か〜、早く帰ろ」 隊舎から一歩でるとそこに待っていたのはドシャ降りの雨 「何...いじめ?かさ持ってきてないのに」 は空を見上げるが、雲で覆われている空は一向に明るくなりそうになかった 「どうしよう…」 「おっ!。こんなとこで何やってんだ?」 「海燕さん!」 後ろから十三番隊副隊長である志波海燕が声をかける 「雨止むの待ってるんですよ」 「良いこと教えてやろうか?」 「何ですか?」 「止まねーぜ」 「雲見ればわかります」 「送ってってやろうか?」 「遠回りになりますよ?それに迷惑はかけれません」 海燕は自分が持っていた傘を広げる 「早くしねーと置いてくぜ」 海燕はを見るとニカッっと笑った 「おら、行くぞ」 海燕がの腕を引っ張る 「ありがとうございます」 「別に、隊舎で寝るのは可哀想だしな。 ホラ、ココ出るって噂だし」 「・・・。出るんですか?」 「バーカ。死神がそんなもん怖がるな。それに、冗談だ」 「怖いものは怖いですよ!」 「にしても、ヒデー雨だな」 「さっきまでは晴れてたと思ったんですけどね」 「女心と秋の空って言うしな。まっ、お前と相合傘なんてすると思わなかったけどな」 「その言い方酷いですよ」 少し怒りながらも頬を赤らめる 「まっ、いやじゃねーけどな。お前とユックリ話してこうして帰るのも」 「久々にゆっくり話しましたよね」 「最近やたらと忙しいからな」 は同感と言わんばかりに首を縦に振る 暫く経つと一軒の家が見えてきた 「あそこか?」 「はい」 そこへ着くとは鍵を開け中へと海燕を通す 「タオル取って来ますね」 そう言うなり小走りで取りに行く 「どうぞ」 「サンキュー」 海燕は玄関の段差に座り、濡れた箇所を拭く 自分を拭き終えるとを手招きで呼んだ 「うわぁっ!?」 海燕はタオルのの頭を拭いてやる そのタオルからは海燕のシャンプーのにおいがした 「お前も拭かねーと風邪引くぜ」 「時運で出来ますよ!///・・・ハクション」 「言わんこっちゃねーな」 その時突然私の上に冷たいけれど温かいそんなものが覆いかぶさった 「残業続きで無理してんだろ?ちゃんと休めよ」 当然のごとく私の頭はパニック状態 そんな優しい言葉も右から左に通り過ぎるって!! どうしてパニックかというと...好きな人だから... 好きな人に急に抱きつかれたら誰だってパニックにもなるでしょ!? 「お前いねーと、仕事捗らねーし」 「え〜っと...あの」 「どうして俺がワザワザこの雨の中お前を待って送ったか... お前のコトが好きだからに決まってんじゃねーか」 「///」 は顔を真っ赤にして海燕の顔を見た 「期待していいのかよ…その反応」 「私も好きです。だから、送ってくれてとっても嬉しかったんです」 がニッコリ笑ってそう言うと、海燕もニッコリ笑って返してくれた 「そんじゃ、雨宿りしてって良いか?」 「はい」 次の日になっても雨は止まず、 二人は一つの傘に入って出勤した。 |
あとがき |
管) いいな〜、あいあい傘 海) 何、お前憧れなの? 管) そうでもない 海) そうでもないのかよ…ι 管) だって半分濡れるじゃん! 海) …。そんなの愛がありゃいいだろ 管) 愛があっても濡れたくない!寒いし 海) …。もうお前には言うことねーよ |
08/03/06