今日は彼の誕生日! だけど、あんまり話たことないんだよな〜 だって、上司だし... それに私の片思いだし これが一番悲しかったりする それに、あんだけカッコイイなら彼女くらい居るだろうしな〜 私が彼女だったらな〜 はそう妄想をしながら廊下を歩いていた 「朝からボケっと歩いてんな」 「?」 私はその声の主によって現実世界へと引き戻された 「よっ!」 !? ふ、ふふふふふふふふふふふふふふふふ副隊長!!!!!! そこには私の思い人である志波海燕が立っていた 「おはようございます!」 「おぅ。朝から元気だな。まっ、いいことだけどな」 というと、海燕はの頭をガシガシと撫で始める 「今日も仕事頑張れよ!」 「はいっ!!」 わぁ〜い 副隊長に頭触られたよ〜 しかもガシガシとvV もう、死んでも悔いは無い!!! 今日は仕事がスムーズにいきそうだな〜v あっ… 誕生日おめでとうございます って言い忘れた・・・ |
――――――― 仕事というものはそうそうスムーズにはいかないものである。 「終わんないよ〜(泣)」 執務室で一人の少女の声が響いた 「副隊長におめでとうの一言も言えなかったし、仕事は終わらないし...もう最悪」 「おっ?まだ残ってたのか?」 その時丁度ヒョッコリと海燕が姿を現した Σどきっ!? もしかして...聞いてましたか? 「まだ結構残ってんじゃねーか」 「はい、でもこのくらいならあと2時間くらいで終わると思いますよ」 「たくっ、仕方ねーな」 というと海燕はの隣へと腰を下ろし、の書類整理を手伝い始めた 「副隊長!!そんないいですよ!このくらい一人でできますし」 「時間かかんだろ?手伝ってやるよ。今日暇だし」 「でも、副隊長今日お誕生日ですよね?だったら彼女と」 「彼女なんていねーよ。お前俺の誕生日知ってたのか?」 Σドキン ヤバイ 墓穴掘ったよ私・・・ 教えてない相手が自分の誕生日知ってたら気持ち悪いよね〜 そうですよね… 私完璧嫌われた… 失恋決定!! って、えっ? 彼女いないの? の考えていることなど海燕にとってはどうでもいいことなのだ 海燕はの方に右手を出し何かをさいそくしていた 「?」 「誕生日っつたらプレゼントだろ?ねーとか言わねーよな?」 「…ιありません」 「んだよ。誕生日知っててプレゼントも用意してねーのか?」 「スミマセン」 「そうだな・・・」 「・・・?」 「仕事終わらせたら奢ってくれな」 「おっ…奢るんですか」 「嫌か?」 は首を横に振る 「んじゃ決まりな。さっさと終わらせっぞ」 |
そりゃーもうもう嬉しいですよ 副隊長と一緒に食事が出来るなんて一生ありえませんからね! でもね...私最近懐が寂しいんですよι でもでも、愛故にさ! 「そういやって誕生日いつなんだ?」 「私ですか?」 「あぁ」 「知りません」 「はっ?」 「私の誕生日はないですよ。私流魂街育ちなので誕生日なんて…」 「そっか。そんじゃ、お前の誕生日は10月27日だ」 「えっ?」 「俺と同じ誕生日。嫌とは言わねーよな?」 「言いませんよ!(むしろ嬉しいですよ)」 「んじゃ、今日は二人の祝いだな」 「そ、そうですね」 二人は仕事をさっさと片付け飲みに行った そして、帰り道… 夜空に広がる満天の星達が見えた 「綺麗ですね」 「そうだな」 「何で私の誕生日今日にしたんですか?」 「あっ?そうすりゃ毎年二人で祝えるだろ?」 「///」 ささいな言葉だったけど私にとってはとても嬉しい言葉だった 「お前彼氏とかいねーの?」 「いませんよ!」 「へ〜」 「私モテませんからね」 「そうでもねーだろ?」 「そうでもあるんですよ。副隊長はモテモテですもんね」 「俺もそうでもねーよ」 「?」 「好きな奴には振り向いてもらえねーし」 「(やっぱり好きな人いるんだな〜)」 「折角同じ誕生日にしたのにな…。そうすりゃもっと近くに感じれるのかと思ったけどそうでもねーみてーだな」 「へっ?」 「俺の好きな奴」 海燕は歩くのを止めの方をじっと見つめた 「わ、私ですか?」 「お前以外に俺の目には映っちゃいねーよ」 「///」 「前々から好きだったぜ」 「私も好きです」 「まじ?」 「本当ですよ!むしろ、片思いだと思ってましたし」 「だったらもっと早く告っときゃよかったな」 「私もです」 「んじゃ、Happy Birthday 」 「Happy Birthday 志波副隊長」 二人の影が一つに繋がった この日を境に二人は毎年10月27日は二人で過ごした |
☆―――★―――☆―――★―――☆ 〜あとがき〜 ハピバ海燕!! 海燕と同じ誕生日だったらな〜 いいのに… というか、海燕に誕生日を決めて欲しいです! 生まれた日なんて関係ないさ!(オイッ ココまで読んで頂きありがとうございました ブラザバックでお戻り下さい |