コンとが付き合い始めて数日経った日のことだった。 休日一護はベッドの上でゴロンと横になっていた。 「一護」 「あぁ?」 コンに呼ばれた一護はめんどくさそうに答える。 「今日は修行に行かねーのか?」 「あぁ」 「行かなくていいのか?」 「あぁ?」 「もっと修行した方がいいんじゃねーのか?いや、するべきだな」 コンは腕を組みながら頷いた。 「こうしてる間にもライバルに越されちまうぞ!!!」 「…。お前何か企んでるだろ…」 一護はコンの頭を鷲掴みにする。 「ワ…ワタ出る…」 「お前は何しようとしてんだ?#」 「別に何もしようと…」 とコンが反論しようとした時、ピンポーンとチャイムの音がなった。 コンの顔からは冷や汗が出る。 それもそうだ、一護には内緒でを家に呼んだのだから… しかも、一護とは同級生であり隣の席である 知らないわけもない。 自分のクラスの子をナンパして付き合っているなんて一護に知れたら、 コンの命に関わることであろう。 チャイムが鳴り暫くすると、けたたましい音を立てて遊子と一心が一護の部屋にやって来た。 「一護ぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!!」 「お兄ちゃん!!!!」 一護はというと、慌ててコンを机の引き出しに仕舞いこんだ。 「ど、どうしたんだよ!!!」 一護は額から冷や汗が流れ出た。 一心は一護の顔のまん前まで自分の顔を突き出し、親指を立てた。 そして、肩を組んでそのまま玄関前へと誘導した。 「だから、何なんだよ!?」 「とぼけなくてもいいんぞぉ!一護」 と一心は玄関にいる女の子を見て言った。 一護はその子を見るなり驚きのあまり言葉が出てこなかった。 「っ・・・・・・・・・!?」 「おはよう」 一護の驚きぶりにはも少し焦った。 「いつから付き合ってんだ、この不良少年vV」 一心が肘でグイグイと一護の脇腹を突く。 最初は軽いものだったが、段々と力が入り痛くなる。 そんな一心に一護は一発アッパーを喰らわせた。 「一…ごぉぉぉぉぉぉおおおおおおお……」 一心は一瞬空中に浮き、そしてその場に倒れると共に顎を押さえてうずくまった。 相当痛かったのが、様子からして伺える。 「…とりあえず、上がれよ」 一護はにそう言って、自分の部屋の方向を親指でグイッと後ろ越しに示した。 「うん、お邪魔します」 は少し心配そうに一心を見て、一護の後ろをおった。 一護の部屋に入ると、は座布団の上に座らされ、一護は自分のベッドの上に座った。 「…何か用か?」 「えっ?…えっと、コンいる?」 「何でがコンのこと知ってんだよ!!」 「えっ・・・えっとそれは...」 「一護ォォ!!テッメー俺を机の中に押し込めやがって!!!」 先程机の引き出しに仕舞われていたコンが飛び出てきた。 「うるせー#」 一護は飛びついてくるコンを、上から叩き落とした。 「ぐへっ・・・」 と言って床とお友達になったコンをは拾い上げた。 「んっ…この優しさ…それとこのほのかに香る甘い匂い…じゃねーか!!vV」 コンはいっきに復活をとげ、に抱きついた。 はニコリと笑ってコンを膝の上に置いた。 「…おい、コンどういうことだ?」 今一状況を飲み込めていない一護。 「どうもこうもねーだろ!俺とは付き合ってんだよ」 「付き合っ…ってお前人形じゃねーか!」 「うるせー!!人形って言うな!! こんな姿にさせたのは一護、オメーじゃねーかよ!」 「ちょっと…喧嘩なんかしないでよ」 今にも殴り合いが始まるようなそんな雰囲気の二人を制したのはだった。 「私から話すね」 「仕方ねー、俺のと数分だけ話させてやるぜ」 「誰が俺のだ…」 は苦笑いしつつ話しを始めた。 「つまり・・・テメーは俺の体で好き勝手やってたってことだな…#」 「いいじゃねーか。俺だって男だ!あんなことやこんなことの一つくれーヤリテーに決まってんだろ!」 「まさか…」 「あっ?安心しろよ。Hはしてねーから」 「当たりめーだ!!」 「ま〜キスはしたけどな〜」 「・・・///」 は少し頬を赤らめた。 「…人の体で何やってんだ!!#」 「いいじゃねーか。減るもんじゃねーんだし。ということで一護修行に行ってこい! これから俺らはいいことすんだよ!!」 一護はコンの首根っこをガッシリと掴んだ 「なっ…グヘッ……ワタ出る…」 「テメーには一生俺の体に入れねーからな#」 と言ってポイとコンを放り投げると一護は部屋を出て行った。 は「大丈夫?」とコンに聞くと、コンはの胸に飛びついた。 「やっぱり俺の居場所はココしかねーや」 「ちょっとコン!?」 の胸に顔をスリスリするコンを少し離した。 「あっ?」 「やっぱりなんか、ぬいぐるみだとぬいぐるみだよね」 「俺は体はぬいぐるみでも心は男だ!コンチキショー!!」 「でも、カワイイ」 がニッコリ笑うとコンは顔を赤らめた。 カワイ過ぎるぜコンチキショー!!! 「私そろそろ帰らないと」 「って、来たばっかじゃねーか」 「うん、家の用事あって。ごめんね。今度私の家に来るといいよ」 「んじゃ、今から」 「だーめ。ちゃんと黒崎君と仲直りしてね」 「一護なんか放って置きゃいいんだよ」 「そんなこと言ってると体貸してもらえないよ?」 「…仕方ねー...」 コンは何かを想像したあと、そう答えた。 何を想像したかはだいたいは予想はつくだろう。 「頑張ってね」 「」 「んっ?」 ちゅっ コンはの肩まで飛び乗り頬にキスをした。 もお返しにコンにキスを返す。 黄色いライオンのぬいぐるみと普通のどこにでもいるような女の子 そんな二人に転機をもたらしたそんな日に 私は 俺は 感謝している。 |
旭様へ |
初めまして☆ 大変遅れて申し訳ありません(土下座 このような文しかかけないのですが…良かったでしょうか? 喜んで頂ければ嬉しいです(^‐^)♪ 甘くねーよ!って突っ込みは無しでお願いします(苦笑) ヒロインとの絡みが少ない…(駄文に反省 そんなこんなですが、今後ともよろしくお願いします!! |
※旭様のみお持ち帰り可 |
2008/03/05