「行ってきまーす」 と言って言えを出た一護。 今日の一護の体は一護のものではなく、コンのものになっていた。 本来の一護はというと、浦原のところに修行に行っていた。 その為暫くの間コンが一護の生活を送ることになったのだ。 人間の体に入ったコンはやりたい放題出来ると喜びながら学校へと向かった。 「(今日こそ井上さんを…特盛!!)」 と教室に入ったコンは織姫がいないことに気付いた。 「あれ?井上さんは?」 「織姫なら今日は休みだよ」 織姫と仲の良い、たつきがそう言った。 コンは少しションボリして自分の席に着く。 「(ハァー井上さんいねーのかよ…今日俺が学校に来た意味ねーじゃねーか!!)」 と思って机に伏せているとクラスメイトが慌てて教室に入ってきた。 「ギリギリセーフ!!」 「最近遅刻ギリギリで入ってくるよね」 たつきが呆れてそう話す。 「いや、ちょっと推理小説にはまっちゃって…(苦笑)」 は自分の席に着く。 の席は一護の席の隣 そして、コンとは初めてご対面するのだ。 「黒崎君おはよう」 「あっ?………!!!!と、特盛ィィ――――!!!」 コンはの容姿を見て...いや、胸を見た勢いで立ち上がった。 「えっ?」 「え〜っと、名前なんだっけ?」 「何言ってんの? だよ(笑)」 は一護のボケに笑った。 「そうそうちゃん!!」 「!?」 「?」 「黒崎君が私のこと名前で呼ぶなんて初めて」 「そ、そうか!?(ヤベー…あんまり変にしてると一護のヤローあとから怒るからな…)」 「でも、何か今日の黒崎君面白い」 「んなことねーだろ!!いつもと変わんねーよ」 「おーい、HR始めるよー」 担任、越智美諭が教室に来ると朝のHRが始まった。 コンは先生の話をきちんと聞いているを見ていた。 俺様チョーついてるぜ!! 一護のヤローこんな可愛くてナイスバディーな人がいるならちゃんと教えろっての! それにしても... 白い肌、くっきり二重の大きな瞳、薄い紅色の唇、サラサラと風で流れるような髪の毛、 そしてそして、この弾けんばかりの豊満なバストvVまさに俺様の好みそのままじゃねーか!!! コンが暫くを見つめていると、その視線に気付いたのだろう。 はコンの方を振り向いた。 「どうかした?」 「えっ!?いや…」 「やっぱり、今日の黒崎君は変だね」 「そんなことねーよ」 そうだ! 今日こそ男になる日だ!! 俺様はやるときはやる男だぜぇい!!! 「そうだ」 「?」 「今日の放課後空いてるか?」 「えっ?うん、今日は何にも用ないけど?」 「んじゃ、散歩に行こうぜ」 「さ、散歩!?…いいよ」 は散歩と言う言葉に多少驚いたが、笑顔でO・Kを出した。 その答を聞いたコンは心の中でガッツポーズを決めていた。 その日の放課後... この時をどれだけ待ち侘びたことか… やっと俺様とちゃんのラブラブ〜vVな時が訪れたぜ!! 教室でを待っていた一護の顔はニヤケていた。 普段の一護では考えられないだろう… そんな時、が教室に現れた。 「遅くなってゴメンね」 「俺も今来たとこだし」 「なんか、デートで私が遅れたみたい」 と言ってはクスクス笑った。 そんな姿と発言でかどうかはしらないが、コンの心臓は大きく波打った。 今までには感じたことの無い感情… それを今に対し感じている。 初めて感じるその感情にコンは少し戸惑った。 「行こうか?散歩」 「そうだな」 なっ…なんだよこの感情!? 今までだって特盛でカワイイ子なんかいっぱいいたじゃねーか!! も、もしかして…これが恋ってやつか!? 「どこ行こうか?」 「そ、そうだな…公園にでも行くか?」 「久しぶりだな〜公園。ブランコ乗りたい!!」 そんな無邪気な彼女の発言にコンは再びドキッとした。 二人は学校を出ると空座公園へと足を向ける。 夕方の公園には小学生が遊んでいる。 だが、暫くするとそこに人の姿は消え二人だけが残される。 二人はベンチに座り夕日を眺めていた。 「綺麗だね!」 「あぁ」 ちゃんの方が綺麗だっての!! ど、どうする俺… 今日を逃せば何時会えるかわかんねーよな… かと言って告白!! なーんて...出来るわけねーだろ!! 「ねー」 「あっ?」 「黒崎君じゃ、無いよね?」 は夕日を見ていた目をコンへと移す 「な、何言ってんだ!?」 「だって、黒崎君と雰囲気違うから。ほら、いっつもココ(眉間)に皺寄せて、難しそうな顔してるでしょ?」 「…」 「でも、今日の黒崎君は違うからさ」 「…俺は一護じゃねー」 「やっぱり。もしかして、双子で生き別れたとか!?」 推理小説にはまっているだけはあるのだろうか? 少し興味津々に聞く。 「チゲー!!一護と一緒にすんじゃねー!!」 「ごめん…」 「俺、元々からだがねーんだよ・・・」 コンは思い切って自分のことを話すことにした。 そうした方が本当の自分のことを知って貰えるから。 そうすればもしかしたら結ばれるかもしれないから... だから、少しの望みにかけてみたのだ。 「体が無いの?」 「あぁ…改造魂魄っていうんだ…」 「何かわかんないけどさ、それでも良いんじゃない?生きてるんだから、皆同じだよ」 「…」 コンはその言葉にの顔を見た。 「名前なんて言うの?」 「コンだ」 「コンか〜、何かカワイイね」 「ちゃん」 「でいいよ。黒崎くんの体で言われると何か変な感じするな」 は苦笑した。 「俺、のこと好きだ!」 コンはそのまま勢いに乗りに抱きつく。 「コン!?」 「確かに人間じゃねーかもしんねー、けど俺だって生きてんだ!!人だって好きになったっていいじゃねーか...」 少しだけ寂しそうな目をしてコンはを放した。 は微笑んでコンを抱き返した。 「嬉しいよ…だって、ちゃんと感情だって持ってるんだもん...体が無くてもいいよ。コンはコンだから」 「…付き合ってくれんのか!?」 「うん!でも、友達からね」 「オッシャー!!」 付き合うことになった二人... コンは夜な夜なの家に上がりこんでいるとか… |
風香様へ |
風香さんリクエストありがとうございます!! 記念すべき初リクですよvV もう喜びまくった管理人です☆ あいさつが遅れてしまいましたが、はじめまして! こんなんで宜しかったでしょうか? 駄文過ぎて & 遅くなってしまい大変申し訳ないのですが...orz 甘く...ないですよね...(滝汗 でも、私にとっては甘い方なので許してください!! こんなんでホントごめんなさいm(_ _)m こういう感じで宜しければリクエストまたして下さいね★ これからも宜しくお願いします! それでは、乱文失礼します。
※風香様のみお持ち帰り可!! |
2008/03/05