「(これからどうしようかな〜。遊び放題だよねv)」







は家に着くとTVを付けチャンネルをあちこちと変えた。












 「…暇」










は自分の部屋のベッドへとダイブし雑誌を読み始めた。
そして、ウトウトとし始めた頃誰かが鍵を開け家に入って来た。


















 「(こんな時間に誰だよ…)」











はベッドから起き上がりリビングの方へと出て行く。
するとそこには人影が映し出されていた。

















 「姉貴!?」
 「…一護ォ―――!?何あんた学校から帰ってきてんの!?」
 「…今日午前授業になったんだよ」
 「Oh,成るほど!でっ、お弁当は?」
 「ほらよ」
 「サンキュー」














は一護から弁当を受け取るとソファーに腰掛け食べ始める。
一護もの隣に座り弁当を一緒に食べる。














 「大丈夫か?」
 
 「何が?」
 「何がって…宮川の」
 「私なら大丈夫だよ!ご飯中に宮川の話しないでよ。不味くなる」
 「確かに」









二人は笑いながら弁当を食べ、食べ終わったらDVDを観ることになった。
DVDデッキにDVDをセットし再生を押す。








 「何観んだ?」
 「昨日借りてきた、ホテルアロン3」
 「コメディーか」
 
 「面白いじゃん!子供が泥棒退治するの!!」








二人はソファーに座り直し観始める。
映画を楽しそうに観ているを見て、一護は安心した。
DVDを観終わり、「楽しかったね」と言ったあと...











 「…私、じゃないよ。盗んでない」
 「わかってる。姉貴がそんなことしねーことくらい」
 「ありがとう」
 「そろそろ夕飯つくらねーとな」
 「それじゃ、買い物に行こう!」
 「あぁ」













二人は近所のスーパーに夕食の食材を買いに行った。
今夜のメニューは一護特製スパゲティー
材料を買い揃えると家に帰りさっそく支度にとりかかる。
一護の手際の良さと、それを補佐するの役目によりとても早く夕食を作ることができるのだ。
茹で上がったパスタに、一護特製ミートソースをかけテーブルに出せば完成!
もうすぐにありつけるそんな時には人が訪れてくるものなのである。














  ピンポーン














 「「…飯が…」」

 「はーい」








がフォークを片手に玄関へと出る。














 「よっ!」
 「先生!?」






扉を開けたらそこには見慣れた顔があったことにビックリしたはそう叫んでしまった。













 「えっ?何??どうして家に先生が!?」
 「そんなに驚くな。いや、何してっかなって思ってよ」
 「夕飯を食べようとしてたんですけど...」
 「そりゃ、悪かったな。あんまり落ち込んでねーみてーで良かったぜ」
 「先生?私を誰だと思ってるんですか!?このくらいでヘコたれるわけないですよ!」
 「それきいて安心したぜ」
 「そうだ!先生も夕食食べて行きます?一護特製ミートソーススパゲティーは宇宙一ですよ!」
 「おっ、そんじゃ頂いてくわ」













海燕はお腹が空いていたせいもあり、遠慮なく上がり込む。










 「おじゃましまーす」
 「おわっ!?」










海燕の姿を見た一護は当然驚いた














 「お前偉いな!夕食作って」
 「いっつもなんで...っで、何でいるんすか!?」
 「本当は、コレ持って来たんだけどよ、がどうしても飯食ってけって言うからよ」
 「…そうですか」
 「何ですかコレ?」















海燕が持って来た物をが聞く












 「お前等の今日の分の授業のノートだ」
 「わ〜、先生ありがとう!アレ?何で一護用のがあるんですか?」
 






は内心お菓子を持ってきてもらった方が嬉しいと思ったが、
それは心の奥に締まっておくことにした。












 「ハァ?…一護お前言ってねーだろ」
 「…」
 「何のことですか?言ったとか言ってないとか」
 「コイツも停学になったんだよ」
 「何で!?」
 
 「宮川のヤローが姉弟でやったことだ、とか言い出してな」
 「はぁ!?何ソレ?!頭きた…ブッ飛ばーす#」
 「取り敢えずはまだ犯人って証拠がねーから処分も決まらねーんだ」
 「そうですか…一護何であんた言わなかったの?」
 「…心配かけたくねーし」
 「怒んなよ。それより飯食おうぜ。冷めちまうぞ!」
 「…そうだね」















は納得いく筈はなかったがご飯は冷めたら美味しくなかったので
大人しくテーブルの前に座った。
他の二人も食卓につくと

 「「「いただきます」」」

と言って食べ始めた。




















 

 

 

 最終更新日 2008/03/06