五
										十
										嵐
										
										17
										歳
			檜
			佐
			木
										彼
			修							氏
			兵							無
			17
			歳


			彼
			女
			有





							幼
							馴
							染

						   故
 						   に
					    二
 					    人
					    は

					た
					だ
					の
					友
					達


































 「俺さ結婚すんだったら絶対だな」
 「・・・あ゛!?」















修兵は彼女が隣にいるにもかかわらず、の方を見てそう言った
その後彼女に叩かれていたのは言うまでもない



















 「いってー、おもいっきり叩きやがったな」












彼女と別れて帰路につく修兵はと一緒に帰っていた












 「あのさ?彼女を妬かせるために私をダシに使うのやめてくれる?」
 「えっ?何のこと?」
 「とぼけんなっつーの!」












は修兵の足を蹴っ飛ばした












 「いって」
 「何年一緒に居ると思ってんの?バレバレだよ」
 「手…つーか足早いな」












少し痛そうな表情を浮かべる修兵がの方をチラリと見て言った

















 「まぁ、減るもんじゃねーし、いいじゃねーの」
 「あ゛!?そのせいで私がどんな目にあってきたか知らないくせに#」















は昔に起こった出来事を思い出していた
小学校の時は、ドアを開けると黒板消しが降ってきて、
中学のときは靴の中に画鋲...
そして今は教科書にイタズラ描き、と好き放題やってきた彼













 「あっ?何かされたのか?」












呑気にそう答える修兵










その度被害にあってきた私











 「教えにゃい」













何故か今でも仲良く友達をやっている













 「お母さんが暇な時夕食食べにおいでだってさ。会いたがってた」

 「まじ!?おばさん料理上手いもんなーvV」

 「あっ!じゃー今日久しぶりに家来ない?」












♪〜



丁度修兵の携帯が音を奏でた











 「(あ、この着信音…)」
 「はい...何だ?…おぅ、あぁわかった」











修兵は電話を切る
















 「・・・彼女?」

 「おぅ、今から家来いってよ。我侭な姫だぜ。わり、お前ん家また今度な。おばさんにヨロシク」

 「ちゃんと仲直りしなよ」

















修兵はわかったとばかりに人差し指と薬指を立て角を曲がって行った
は修兵が通った道を少し眺め















 「誘って損した」














と呟いた












『また今度』
の意味を私は知っている















 「よっと」










は制服をクローゼットにかける














 「あ、写真剥がれてる」













は、修兵と取った写真を壁に貼りなおす

















修兵は『また今度』と言う言葉を彼女がいる時にしか使わない

それは『行けない』という意味だと私は知っていたのに...

















 「誘っても来るわけないよ...言わなきゃバレないのに」













は少し写真を見て笑った











 「見た目と違って一途な奴」







・・・でもそんなところも好きなんだ・・・