「耐えられない」

 「え?」

















体育が終わり友達と着替えていた
















 「耐えられないわ。そんな状態!!」

 「・・・乱菊?」

 「普通だったら他の女とイチャついてる所なんて見たくないわよ!
  あんた可笑しいわ!!」

 「そうなの?」

 「そういうもんよ!幸せブチ壊したいとか奪ってやりたいとか思わないの?一緒に居ても辛いわ」

 「う――ん...思わないかも」
 
 「え?」













乱菊は動きを止めの方を見た















 「だって私が修兵好きになった理由ってそれだし!」


















彼女と一緒にいる時の幸せそうな顔うぃ見て好きになった...








 「だから修兵にはずっと幸せでいて欲しいんだぁ。
  私が壊して幸せじゃなくなっちゃうほうがヤダって!」










は乱菊に少し照れながら笑っていると、乱菊はに抱きついた











 「ー!あたし感動したわよ!!」


 「え゛!?ちょっと!見られてるって!!誤解され・・・うわっ!?遅刻する!!」





二人で騒いでいると...







 「、ボタン取れた。つけてvV」

 「はぁー!?何で私が…姫(彼女)に頼みなよ姫に!」


 「アホ、あいつに出来る訳ねーって。知ってんだろ?頼める奴お前しかいないっての」

 「もぉ、しょうがないな」












は修兵からボタンの取れたYシャツを受け取った









 「それ気をつけないと没収されるよ?」










が修兵の右手中指につけてる指輪を見て忠告した

















 「あっ?」

 「彼女とおそろいの」

 「あぁ。大丈夫だぜ、俺運いいからよ」

 「「「運だけね」」」











、乱菊、(修兵の友達)は去っていく












 「まっ、待てって!!」

























 さっきはあんなこと言ったけど、本当は好きな人が幸せってだけの理由で平気な訳じゃない





 こうして彼女よりも私を必要としてくれるときがある...





 それってさ























 「、捕まえたぜ」













修兵はを後ろから抱きつくような形で捕らえた




















 私が一緒にいてもいい理由でしょ?







 それがある限り







 私は修兵の傍にいられる







 彼女じゃなくても幸せはそこにある



















 「くらえ!」



 「く、苦しい...」









修兵はの首もとの腕にギュッっと力を入れた



















 





 だから別に良いんだ






 一番じゃなくても





 ずっと一緒に居られるから...












2008/03/06