act.1
「おはよー」
そう言って入って来たのは我アイドル、 だった
「おはよう、見て見て〜。ジャジャ〜ン」
といい友達が携帯を見せてきた
「携帯変えたの!?」
「そう。前から狙ってたやつGetしちゃった」
「へ〜、かわいいね」
「でしょ」
「恋次ィ――」
そう言って俺のところにやって来たのは柴田だった
「ちゃんのアドレス知ってるか?」
「知らねーよ」
俺はメールの続きを打ち始めた
「このクラスの男子全員知らねーんだよな〜。知りたくねーの?」
「別に…(そりゃ知れてーケドよ…)」
恋次はこの間ある光景を目の当たりにしていた
【アドレス教えて!!】
と手を合わせてせがむクラスの男子(可哀想なので名前は伏せておこう)
【ごめん。私アドレスに入ってる人消しかねないから…】
という会話を聞いていたのだった
「ってアドレスに登録してる人の人数少ないよね」
「必要最低限がいいからカナ?」
「そーいや、全然携帯変えないね」
更に一人が会話に加わる
「うん。この携帯大切なものだからね」
「何々?彼氏からの贈り物?」
そう聞こえてきた時、俺は心臓が止まりそうだった
“そうだよ”
なんて聞こえてきたら…
そう考えると恐ろしかった
「違うって。彼氏いないの知ってるくせに」
と言っていた
「恋次、聞いたか?彼氏いねーんだとよ!」
「あぁ、聞こえたな」
「俺にもチャンス到来!!」
「バカか…」
俺はそう言っている友達に呆れた
アドレスも知らねー奴が彼氏になれっかよ…って俺も例外じゃねーな
四時間目が終わり昼休みになった
「ごはん食べよ」
「うん」
「さ〜んっている?」
上級生がドアから顔を出した
クラス中の視線がそこへ注がれる
「私ですけど...」
「、止めときなよ」
小声で友達に止められた
「どれどれ」
男子生徒三人程が覗いていた
「めっちゃかわいいじゃん!」
「話あるんだけどいい?」
三人はニタニタ笑いながら手招きをした
未だクラスは静まり返ったままだ
はどあの前数メートルで立ち止まった
「何でしょうか?」
「ついて来てくれねー?」
は三人の男子生徒に囲まれながらついて行く…
音楽室の前止まった
「彼氏さんはいるの?」
「…いないです」
「じゃー、俺と付き合おうっか」
三人のうち、一人がそう言いだしに近づいた
は一歩づる後ろへと下がる
「…ごめんなさい」
「あれ〜せっかく誘ってるのに断っちゃうの?」
三人がだんだんと近づき、はとうとう後ろが壁のところまで来てしまった
一人の手が私の顎にかかった
「やめてください!」
徐々に顔が近づいてくる
私は怖くなって目を瞑った
「何してるんすか?」
☆―――★―――☆―――★―――☆
〜あとがき〜
プチ連載初めてしまいました
凄く昔に書いてた奴なので、お見せするのが恥ずかしい…
こんなんですが、楽しんでもらえれば幸いです
ココまで読んでもらい、ありがとうございました!
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