放課後...







私は帰る際に・・・・




「恋次君今日電話していい?」


と聞いた





「おぅ」





「ありがとう!バイバイ」





「じゃーな(俺に・・・電話・・・)」






「恋次ぃ―――!!!」




「何だよ柴田」




「いつの間に電話番号ゲットしてるのかな〜?」





「昼休み…」




「ズリィー」




そう嘆く男子も少なくなかった











―――夜の10時を回った頃だった







TRRRR...









「(からだ!)もしもし・・・」




「こんばんは」




「こんばんは」




「今日は本当にありがとうね」



「いいって///」





「あのね、お母さんが言えに呼んで夕食ご馳走しなさいって。明日空いてる?」



「おっ、おぅ(馬路かよ!!)」



「それじゃー、明日でいい?」



「いいぜ」



「明日、学校終わったら一緒に私の家に行こうね。バイバイ」



「またな」






携帯を切ったあと、恋次は暫く自分の携帯を眺めていた






「(俺...なんかスゲー気がする…明日…か)」












――――翌日







授業が終わり、恋次にとって一番楽しみにしていた放課後がやってきた






、帰ろう」


ゆきが誘う





「ごめん、今日用事あって。ごめんね」



「いいよ」




はそう言うと、玄関で待っている恋次の所へと急いだ









「遅くなってごめん」



「俺も今来たところだ」




はニコッっと笑った




「行こうか」






の隣を歩く恋次





はたから見るとまるで恋人同士








「ごめんね、なんか急に」


「いや...うれしい...」




「へっ?」





間の抜けた声を出した






「そりゃーご馳走してくれるって言われれば嬉しいだろ?」



俺は慌てて付け加えた





15分くらい歩くと、



「ここだよ」



「立派だな・・・」



「そうかな?入って!ただいまー」



「お邪魔しまーす」






俺がそう言って入ると母親らしき人が嵐の如く現れた





「あらーこんにちは!恋次君?」




「はい。阿散井 恋次です」



「そう!どうぞー。ちょっとちゃっかり良い男getしちゃってvVやっぱりお年頃ねV」




「母さん!」



「あら、何?」



「・・・もういいよ」



は苦笑いした






「(の御袋も綺麗だな…)」




「じゃー鞄置いてくるから」




母は台所へと行った






「恋次君こっちだよ」



「おぅ(広くて迷いそうだな…)」






の部屋へと入る





「どうぞ」




がドアを開けて待っていた




「どうも...スゲー、なんつーか」



「女の子の部屋みたいじゃないでしょ」




「大人っぽいってか、ヨーロッパの家みたいだな」




「ありがとう」



「(のにおいがする・・・)」




「下に行こうか」



「そうだな」





二人で下へと行くと、母が準備万全と言わんばかりにキッチンで仁王立ちしていた






「ちょっと母さん恥ずかしいから仁王立ちしないでよ」



「いいじゃないの。ねー恋次君」



「そうですね」



「ほら、みなさい」



「・・・わかったよ」




母強し!






「恋次君は悪いけど、ここで好きなことしてていいよ。私は料理作ってくるから」




「ただいまー」