先日、俺とは結ばれた


お互い引き寄せあったような出会いで、ゴールまあでは早かった。


でも、俺はこいつなら美味くやっていく自身があった。


俺の心を動かしたたった一つのかけがえの無い存在だから










定刻を丁度回ったとき、すずが勢いよく入ってきた。







 「恋次!!」


 「おまっ…ちゃんとノックしろよ」








白哉は少しうるさいという顔つきで見た。








 「ごめんなさい」

 
 「んで、どうした?」


 「驚かないでよ」


 「お、おう」


 「今、四番隊に行って来たの」


 「おぅ」


 「それでね、赤ちゃんができてるって!」


 「ま、マジか!!!??? おま...こんなところにいねーでちゃんと寝てろ!!」


 「いや、ちょっと恋次!?」


 「部屋に戻るぞ」


 「大丈夫だから、落ち着いて」


 「これのどこが落ち着いてろって言うんだよ!」


 「もぅ、恋次はお父さんになるんだよ?そんなにあわててどうすんの?」








はニッコリと笑って恋次を落ち着かせる。












 「そうだな。…朽木隊長」


 「今日は上がって良い」


 「ありがとうございます」






恋次は帰り支度を始めた。

白哉はの方をチラリと見た





 「」


 「はい」


 「おめでとう」


 「ありがとうございます」












二人はまず、の所属である八番隊へと向かった。







 「ちゃんおめでとう」


 「ありがとうございます」


 「それにしても阿散井君やるね」


 「はぁ…」


 「こんなカワイイお嫁さんもらって、もう子供まで…
  幸せになるんだよ。七緒ちゃん僕らもそろそろ」







七緒に触ろうとしたとき、享楽は七緒に叩かれる






 「、おめでとう。享楽隊長、そんなことを言う暇があるなら手動かしてくださいよ」







そんなやり取りを見ていた二人は顔を見合わせて笑った。



その日の帰り…








 「寒くねーか?」


 「うん!大丈夫。恋次の手あったかいし」


 「俺は男の子が良い」


 「双子らしいよ!」


 「マジか!?」


 「うん。男の子と女の子一人ずつがいいな〜。男の子なら恋次みたいにカッコイイね!」


 「/// じゃー、女の子はみてーにカワイイんじゃねーの」


 「…何赤くなってんの?」






はクスクスっと笑った。








 「ば、バカ!!別に赤くねーよ! 名前考えねーとな」


 「そうだね」
















4ヶ月くらい経って、のお腹が大きくなってきた頃だった。









 「現世で虚が!!」






と言って傷だらけのの部下が入ってきた。








 「どうしたの!?」


 「…現世に中級虚が出て…今二人の死神が対応していますが、どのくらいもつか…」

 
 「場所は?」


 「さん!駄目ですよ!!大事な身体なんですから」


 「部下一人護れない人が、自分の子供護れるわけないでしょ?大丈夫、ちゃんと片してくるから」







はニッコリと笑うと出て行った。

このことは迅速に恋次にも知らされた。










 「何でテメーは止めなかった!! が直接いく必要はなかっただろ!!#」







恋次は知らせをしてきた人の胸倉を掴んだ。








 「申し訳ありません。止めたんですが...」


 「今どこにいんだよ!!はどこだ!?」









恋次はの居場所を聞き出すと、斬魄刀を片手に飛び出していった。



 「…」














一方現場で虚と戦っているは...


両手で斬魄刀をしっかりと握りしめ構えていた。








 『ほぅ、貴様うまそうだな……その腹の中は子か?よかろう二人ともども食うだけだ!』







に向かってくる虚

は斬魄刀を振りかざし虚に対抗する。







 『どっちを見ておる、小娘』


 「くっ…」








は壁に身体を打ちつけられた。










 『さて、頂くとするか』






はお腹を庇う

そんな時だった。

には恋次の霊圧が近づいてくるのがわかった。











 「吼えろ!蛇尾丸!!」








虚は真っ二つに切れ、の目の前には恋次が現れた。














 「大丈夫か!?」







恋次は直ぐにしゃがむ。









 「うん。何とかね…ありがとう」


 「おぅ。たく、危ねーことすんな。お前いつもみてーに動けるとか思ったんじゃねーのか?」


 「思ったよ。だって、そんな子供お腹にいるくらいで支障あるなんて思わないよ。ごめんね」


 「いいか、」


 「?」


 「お前の身体はもうお前だけのもんじゃねーんだ。無理すんな。いいな?」


 「うん、わかった」


 「わかりゃいいんだよ。そんじゃ戻るか。おら、とっとと四番隊行くぞ」

 
 「うわぁっ!?」









は恋次に横抱きにされ四番隊まで担ぎ込まれた。

に恥ずかしいと嘆かれた、のは言うまでもない。






それから数ヶ月経った頃、


二人がのぞんでいたように男の子と女の子の双子が生まれてきた。








 「見て恋次! 恋次ににてる!!きっとかっこよくなるね」


 「おまっ…///  娘はお前ににてカワイイぜ」







と親バカを発揮する二人のラブラブぶりを目の当たりにする白哉はうんざりしているのでした。












 

2008/03/05