私は五番隊三席やってます。



「おはようございます」



私は副隊長である雛森に挨拶をした



「おはよう」



雛森とは仲が良い。



ちゃんその髪留めどうしたの?」

「恋次にもらいました!」


嬉しそうにそう言う



ちゃんと阿散井君仲良いもんね」

「そうかな?」

「うん。一緒に書類出しに行こう」

「いいよ」



二人は立ち上がった。



「どこに?」

「十番隊」


は苦笑した



「彼氏のとこに行くなら一人の方が良いんじゃないですか?」

「日番谷君は彼氏はないよ!幼馴染だよ」

「...向こうはどうだろうね...」

「何?」

「なんでもないですよ」

「教えてよ」

「いづれわかりますよ。きっと...」



そして十番隊の隊舎までやって来た





コンコン...



「「五番隊より書類をお持ちしました」」


「入れ...」



二人は中へと入って行く



「あら、と雛森じゃない」

乱菊が出迎える



「こんにちは」


雛森が言う


「おはようございます」


も挨拶をする



「日番谷君、ハイ書類」

「あぁ...そこ置いておけ」



と乱菊は世間話をしていた。



「その髪留めどうしたの?」

「恋次に貰いました!」

「あら、珍しいわね」



はニッコリ笑った



「私最近髪切る暇ないからこの通り伸びちゃって...」


の前髪は見事に目にかかっている



「邪魔だな〜って話してたんですよ。そしたら貰っちゃいました。何気に良い奴なんだよね〜」

「日番谷君早くしないと取られちゃうよ」

「何がだ?」


日番谷は手を動かしながら聞く


ちゃん...」

「…っがどうした」

ちゃんのこと好きなんでしょ?早くしないと阿散井君にとられちゃうよ」



その時丁度...




「失礼します。六番隊より書類をお持ちしました」



と入って来たのは恋次だった



「あっ!恋次」



は笑顔で手を振った




「よっ!」


恋次は書類を渡すとの方へ来た


「ありがとう。髪留め」

「別にいいての。目悪くなんねーようにな。だいたいお前にメガネなんて似合わねーだろうしな」

「なっ!失礼な!!」

「結構似合ってんな。やっぱお前は赤って感じだもんな」

「そうかな?今度恋次にタイヤキおごってあげるよ。お礼に」

「おっ!マジ!!」

「うん。マジマジ」



と恋次の世界が出来上がっていた



それが面白く無いのは日番谷で...



「オメーら...用が済んだんだったら、とっとと出てけ...」

 


そう言うと日番谷は少し霊圧を上げた


機嫌の悪さに気づいたと恋次はさっさとその場を離れた

 




「「失礼しました」」


「日番谷君も何かあげたら?」




そう言い残して雛森も戻った




「手は早い方がいいですよ」




と言って乱菊も仕事に戻った




「チッ...(何あげりゃーいいってんだよ...)」






三日後俺は雛森にを呼び出してもらった...





「失礼します。何か用ですか?」


「いや、大したことじゃねーよ」


「ふーん。何か昔より大人っぽくなったね」

「…」

「昔はなんかいたずら好きでさー困らされたよ」


は俺より5つ年上だ。


ここに入る前よく遊んでいた。


「そうだ!」

「?」

「道場で手合わせしてよ」

「はぁっ?」

「だから木刀で稽古?しよう!」


はそう言うなり道場に向かった


「おいっ...」



日番谷もそこへ向かう



「それでは練習試合を始めます!用意はいいですかな日番谷殿?」

「あぁ」


二人とも構える





「「始め!」」





道場には木と木がぶつかる音が響く



「強くなったじゃねーか」

「当たり前ですよ。日々練習してるんだからね!」



バシン



「でも、俺に勝てねーぜ」

「どうでしょう...」

「何!?」

「あ〜...おしかったのに...。避けないでよ」

「…俺も本気でいくぜ!」

「来い!!!」





――――― 数十分後...





「負けたー。…なんでー」


は大の字で横になった


「実力だな」

「・・・」

「…俺もちょっとヤバかったしな…女一の腕だけはあんな」

は起き上がって日番谷と逆の方を向き体育座りをした


「「・・・」」




暫く沈黙が続いた




「・・・日番谷隊長!?」

 



急に抱きつかれたの頭はパニックになった

日番谷はを放し、目の前に行った



「手...出せ」

「...うっ...うん」




日番谷はの手の上に何かを置いた




「ネックレス?」

「…やる…」

「えっ?でも悪いよ」

「いいっつってんだろ」

「...ありがとう」


はそれを付けてニッコリ笑った





「お礼しないとね。何がいい?」

「目瞑れ...」

「?」


は言われた通りにする


「いいよ?」


「「・・・。」」



日番谷はにキスをした。

それは直ぐにはなれた…

 


「…俺…お前のこと好きだぜ」



そう言い残すと日番谷は道場の入り口へと歩き出した


「待ってよ…」


「・・・」


日番谷は立ち止まった


「私も好きだよ。隊長のこと」



そう言うとは日番谷の所まで走って行き、頬にキスをした



「お前阿散井「恋次は親友だもん。隊長は恋人だよ」


「…バカやろう」

 


日番谷は優しくを抱いた

そして、も...



「放さないでね...」

「頼まれてもお断りだな」





 



――――――――――――――――
〜あとがき〜


長くなってしまって申し訳ありません。

二つに分けようと思ったんですが、

「まっ、いいか」ということで長くなりました(どんな理由だよ...)


読んで下さってありがとうございます!