そして、五時…
「遅れてスミマセン…」
「いいよ。行こうか?」
「はい(本当に来て良かったのかな?)」
雛森と日番谷は前を歩いていた
私は足が前に進まない気がした
「どうかした?」
そう話しかけてくれたのは吉良君だった
「いえ、何でもないです」
「昔見たく話してくれて構わないよ」
イヅルは優しく微笑んだ
「そんな!皆さんは隊長格ですから...私はココにいるだけでも…」
「そんなことないんじゃないかな。君は人一倍頑張ってるし、実力もあるからね」
「そんなことないです」
は褒められ少し照れた
「着いたよ」
中へと入る
席は恋次の隣だった
・恋次・ルキア
向えは
冬獅郎・雛森・イヅル
の順だった
昔の話で盛り上がっていた
「コイツ海に落っこちたんだぜ」
恋次が笑いながら言う
「違いますよ!恋次さんに落とされたんです!」
私はこの時は楽しくて嫌なこと全て忘れることが出来た気がした
「は昔からおっちょこちょいだったからな」
「ルキアさん酷いですよー」
全てが笑いで流された
「あっ!日番谷君コレ嫌いだったよね?」
「あぁ。雛森はこれ嫌いだろ」
「うん。良く覚えてたね」
幼馴染の二人はお互いに嫌いな食べ物を知っているため、ソレを交換する
「・・・」
私は言葉が出なくなった
「おい、?」
恋次に呼ばれ我に返る
「あっ、はい?」
かなり間抜けな返事をした気がした
「お前大丈夫か?」
「大丈夫ですよ。お手洗いに行ってきます」
私は席を立ちトイレへと向かう筈の足は自然と外へと向かった
「(こんなつもりじゃなかったのに…)」
少し外れに川があることに気づきそこへ行った
「帰りたい…もう嫌…」
そう呟いた...独り言のつもりで
「帰りてーなら帰りゃいいだろ」
何故かそう返事がして後ろを振り返るとそこには冬獅郎が立っていた
「日番谷隊長…」
「でっ、帰るのか?」
「...いいえ」
「戻らねーの?」
「もう少し夜風に当たっていたいんです」
「そうか…」
私はその場に座った
「お前俺を避けてんのか?」
「いいえ、そんなことないです」
「コレ...」
「…?何ですかコレ?」
「雛森のクッキー渡せって言われてたの忘れてた」
「ありがとうございます」
私は受け取ったものの嬉しくはなかった
「あの…」
私が横を向いたとき、何か違う感じがした
「「・・・」」
私の目の前には隊長のド・アップの顔…
次にそれが少し遠のいていく
「ワリ…」
「いいえ…」
私の頭はパニック状態!何がなんなのかわからなかった
私の顔は真っ赤だろう...
そして、色々な感情がこみ上げてきて気づいたら涙が零れていた
「!?」
「ごめんなさい...」
「悪かった」
冬獅郎は慌てて言った
「違…います…私」
「泣くなっての...」
そういうと私を優しく抱いてくれた
「私日番谷隊長のこと」
「好きだった…」
「えっ!」
「ずっと…お前のこと好きだった」
「私もです」
ガサガサ
という音がする方を見るとそこには、雛森・吉良・ルキア・恋次の姿
「オメーら!!#」
「良かったね日番谷君」
「うるせー///飲み直しだ」
そいうと、冬獅郎はの手を引っ張り店に戻っていく
その際私は恋次に口パクで
“ありがとう”
と言った
〜おまけ〜
「恋次何を気落としておる」
「なんでもねーよ」
「取られたのがショックだったようだな」
「うるせーな」
暫く恋次は気を落としていたとか・・・
☆―――★―――☆―――★―――☆
〜あとがき〜
独り言で返事くるとビックリしますよね〜(多分
私は経験ないんでどうか知らんが...(オイッ
基本的に独り言は言わないようにしてます...
よ〜し!題名考えるぞ!!
ここまで読んで下さってありがとうございました