「隊長!」

「・・・」


松本が日番谷を呼ぶ


「五番隊から書類が来ましたよ!」

「入れ」



松本と一緒に小柄な女の子が入ってきた



「書類お持ちしました」

「そこに置いといてくれ...」



そいつは俺の片思いの奴で、五番隊六席だった

雛森と中が良いらしくたまに連れてくる



少し時間いいかしら?」




松本が少し企んだ笑みを浮かべる



「いいですよ」




松本は俺をみてニヤッっと笑った




「(…何企んでやがる)」



どうも俺がコイツのことを好きだということに気づいたらしい…




「心理テストよ」



「面白そうですね!」




は興味があるらしく食いつく




「それじゃー問題ね。"仮想パーティーが開かれることになりました。あなたはお姫様の格好をして出かけます

 会場には『王子様』『ピエロ』『クマ』の衣装を身にまとった人がいました。さて、その三人は誰ですか?″

 身近な人で答えてちょうだい」




「そうですねー...、王子様=朽木隊長、ピエロは...恋次さんですかね?クマは日番谷隊長です」




はニッコリと笑って答えた




以前俺も松本にやられたことがある




「隊長が答え知ってるから隊長に聞いてネ!私は用事があるからそれじゃ〜ごきげんよう♪」



と言うと、俺とを残したまま出て行きやがった...ぜってー態とだ...覚えておけよ…




「教えてもらえませんか?」

「…王子はあこがれてる奴」

「凄いですね!当たってますよ!

「ピエロはお前のことが好きな奴」

「恋次さんが!?それは無いですね。日頃苛められてますから(苦笑)」

「クマは...」

「クマはなんですか?」

「…お前が好きな奴」

は顔を赤くして黙り込んだ

「・・・。所詮心理テストだ、気にするな」

「そうですよね...でも、それ当たってますよ」

恥ずかしそうには俺に背を向けた。


「……」

「はい?」

「俺、お前のこと好きだぜ」


は顔を上げ驚いた表情で俺を見た



「私もです」
赤い顔のままは微笑む




後日、葉松本に日番谷の結果を見せてもらった



日番谷の字で、『クマ=』と書かれていた