俺は一年前にある女と結婚した








「隊長、が来ましたよ」




乱菊がそう言う





「通せ」





「こんにちは」




が乱菊の横からひょっこりと姿を現す




「今日はいつもより遅かったな」



「ごめんね。忙しかったから...はい、お弁当」



「わり」



「今日は一緒に食べれないの。まだ仕事やらないといけなくて、ごめんね」




「別にいい・・・」




「夜は何がいい?」




「寿司」




「わかった。なるべく早く帰るようにするね。それじゃー、失礼しました」



は慌しく出て行った







「最近六番隊忙しいみたいですね」



「あぁ」



日番谷は仕事が一段落着いたところで、先程届けてもらった弁当を食べた





「最近、綺麗になりましたよね」



「・・・」




「好きな人でも出来たのかしら?」



乱菊がからかうように言う






「ブ―――!!!」



日番谷はお茶をぶちまかした





「冗談ですよ」



「くだらねーこと行ってんじゃねー」



「隊長?」


「あぁ?」



とどこまでいきました?」





「ブハ――――...」



再びお茶を噴出す




「汚いですよ隊長」



「てめーが変なこと聞くからだろうが!!#」




「でっ、どうなんです?」



「さーな」




日番谷は食べ終わった弁当を片付け仕事を始めた




「あんまり置いとくとを取られますよ」



「うるせー」











――――――――――――――――――――――



「終わった!恋次さーん終わりましたよ!」




「おっ!サンキュー」




恋次は書類を机の端に置く





「今日はこのくらいで切り上げていいぜ」



「ありがとうございます。でも、まだここに居ていいですか?」



「おぅ。別に構わねーぜ」





はため息をついた





「ため息ついてんじゃねーよ」



「ごめんなさい」


「何かあったか?」



「大したことじゃないんです」




「そうか...俺でよけりゃ聞くけどよ」





は顔を上げ恋次を見た





「私、日番谷隊長と結婚して一年経つんですよ」



「そういやそうだな」



「でも最近、日番谷隊長私に冷たいんです」



「そうか?俺にしてみりゃ、十分優しくされてると思うけどな」



「目も合わせてくれないんです。私嫌れたのかな?」



「ぜってーねーな」



「でも...」



「大丈夫だって。あんま気にすんなよ」



「うん・・・」



!!」



行き成り乱菊が現れた





「何でですか?」





「ノックしろよ」



「あんた隊長とどこまでいったの?」




恋次はお茶をまいた



「ゲホゲホ...」



「汚いわよ」


乱菊が注意する




「何がですか?」



「一緒に寝た?」



「毎日寝てますよ。同じ布団で」




「違うわよ...まーいいわ。キスした?」



「…してません」



「「!!!」」




二人は驚いた





「一年一緒にいるのよ!」



「やっぱり嫌われてるのかな?」



「余計な詮索はするな...松本」



「隊長!」


乱菊が驚く





「帰るぞ


「うん。それでは失礼しました」




二人は自室へと帰る





「冬獅郎…」



「あぁ?」



「他に好きな人できたの?」



「何でそうなんだよ・・・」



日番谷は眉間にいつもより皺を寄せる



「私の顔もまともにみてくれないから...」



「ちげー・・・」





「?」




「お前のことが好きだから見れねーんだよ」





「どうして?」




「はずかしい・・・」



「クス…」




「何だよ」



日番谷は顔を赤くしていた





「大好き」


が日番谷に抱きつく





「おい!///」



「私、冬獅郎に好きでいられるように頑張るから・・・嫌いにならないで」



「お前はそのままでいいぜ」



と日番谷は自然と顔が近づいた




初めてキスをした





「何か///嬉しい」



「あぁ…」



「あっ!」



「?」



「お寿司買ってくるの忘れた」



「たくっ...行こうぜ」



「うん」




二人は手を繋いでお寿司屋さんへと消えた