二人の争奪戦が繰り広げられてから一週間が過ぎようとしていた

二人の間でそんな取り合いがされている事実など知らない当の本人鈴は、

毎日のんびり過ごしていた

ココ最近の出来事を端的に言うならば、

檜佐木副隊長と阿散井副隊長とお友達になれました、と言ったところだろう







「よっ!」


「恋次さん」


「タイヤキ一緒に食おうぜ」


「はい!」

鈴はニッコリと笑って返事をした

「丁度良かったですよ!今さっき修兵さんが来たとこなんです」


「よぉ、恋次遅かったな」

修兵がヒョッコリ現れるなり、鈴の肩を抱いた

「しゅ、修兵さん!?///」


「何やってんスか?#」

恋次は鈴の肩から修兵の手をどけると、

「早く食おうぜ」

と言い鈴の手を掴み部屋に上がりこんだ

恋次がテーブルの前に腰を下ろすと、鈴もそのん\隣に腰を降ろす

修兵も来ると鈴の隣に腰掛けた

「ほらよ」


「ありがとうございます!」

鈴は恋次からタイヤキを受け取るとおいしそうに頬張った

恋次も自分のタイヤキを手に取る

「俺の分は?」


「檜佐木さんが居るなんて知らなかったっすから無いです」


「はぁ?お前先輩の買わねーでどうすんだよ」


俺、鈴と食えりゃいいし


「いい度胸じゃねーか恋次#」


「ちょっと待ってください!!県下は良くないですよ!!
 修兵さんには私の半分あげますから」


「おっマジ!?半分もくれなくて良いぜ」


「?」

修兵は鈴のタイヤキを持っている手を口の前まで持ってくると、

タイヤキに一口かじりついた

「やっぱ甘いな...」

「それはそうですよ!中身はあんこですもん」

「間接キスvV」

「えっ...」

「なんなら直接してみっか?」

修兵はニヤッっと笑い鈴を見たが、鈴は赤い顔をブンブンと横に振った

それを見て面白くない恋次は、テーブルに肘をつき、窓の外を眺めていた

「恋次さん」


「おっ?」


「お茶どうぞ」


「サンキュー」


「修兵さんも」


「気が利くな」

暫くして、タイヤキが食べ終わり鈴は恋次の顔を見てクスクスと笑った

「どうした?」


「あんこが付いてますよ。じっとしててくださいね。今拭きますから」


「ワリ」


「いいえ」

鈴は笑って答えた

それを見てニィっと笑う男二人

「「おめーも付いてんぞ」」


「えっ!!恥ずかしい」

鈴は手で口を塞ごうとしたが、恋次と修兵は鈴の手を取ってそうさせなかった

「「俺が取ってやるよ」」

と言うと二人は鈴のホッペに両サイドからキスをした

「!?///」


「何やってんだ?恋次#」


「檜佐木さんこそ何してんスカ?#」

と喧嘩をおっぱじめる二人と

何があったか理解できず頭がショートしてしまった鈴の姿があった…

この争奪戦が終わりを告げる日はいつになるんだか...

☆―――★―――☆―――★―――☆
 〜あとがき〜

「はじまり」の続きを...とのことで書きました!

ってこんなんでいいのかよ…

オチ無いし...

というかコレが限界?

逆ハー好きだけど、難しいんです

リクエストきたことがメチャクチャ嬉しかったんです☆ヽ(´▽`*)

ここまで読んで頂きありがとうございました

2008/03/06