檜佐木修兵...憧れの上司で私の大好きな人...



でも、つりあわないって知ってる



それでもいいから傍にいたい...



いや、見てるだけでいい



そう思うのはいけないことだろうか?





「何あんたいい気にのってるの?」


「はい?」


「修兵のこと見すぎ。辞めてよ。あんたなんかに見られたら嫌だろうし、汚れるの。わかる?」


「(わかんないし、訳もわかんない...何でこんな奴に...)」



はギュッっと手を硬く握った




「修兵は私のなの。わかった?だいたいあんたみたいのが修兵を好きになったところで、

 可哀想な結果になるだけなんだから、さっさとあきらめなさいよ」



見ての通り私は呼び出しくらっているんだけど...




「修兵だってあんたみたいな子、タイプじゃないし」


「(あんたの性格の方がタイプじゃないと思うけど?)」




その女は突然の胸倉を掴んだ




「目障りなんだよねー。どっか他の隊行ってくれない?
 

 むしろ、死神辞めた「おーい、



丁度その時修兵の声が聞こえた



「何やってんだ?」


「いや、ちょっとね。この子が白打教えてって言うもんだから教えてたのよ」


「…あっそ。そうだ!ちょっと手伝って欲しいことあんだけど良いか?」


「えっ?はい」



が女に睨まれたのは言うまでもない



「修兵私が手伝おうか?」


「何で?」


「その...その子新人じゃない」


「だから?」


「仕事に慣れてないだろうし」


「んじゃ、コイツの分の書類まとめ頼むわ。今から現世なんで。そんじゃ行くぞ


「はい…」



は後で何やられるんだろうと考えたが、修兵と二人きりの中で嫌なことを考えることはやめた






「お前書類整理は半人前だけど、実践は一人前だよな」


「...貶してるのか褒めてるのかわからないんですけど」



二人とも苦笑する



「褒めてんだよ」



修兵はの頭をクシャクシャと撫でる



「それじゃーありがたく受け取ることにします」


「おぅ」




歩いているうちにはアレ?と思った




「檜佐木副隊長?」


「あ゛ぁ〜?」


「現世に行くんじゃ?」


「あ〜」


「(あ〜...って何!?)」



あからさまに逆方向へと突き進む修兵



「ヤバそうだったしな」


「あっ...ありがとうございます!」



は深々と頭を下げた



やっぱり、カッコイイなvV



「それに...」


「?」


「好きな奴苛められてて呑気に見てられる性格じゃねーしな。ほら戻んぞ」



修兵は顔を赤くし、の前を歩いていく




その言葉信じちゃいますよ


だって、私副隊長のこと好きですから...