「ここ…か」
一人の女性が校門の前で立ち止まる
「護廷学園...ね〜」
そういうとその女性は中へと足を進める
私は、
別に教師の仕事は好きでやってはいない...
他にやることもないし、給料もある程度安定しているからやってるだけ
まー、暇つぶしってとこ?
ここの学校はハッキシ言っていい噂を聞かない
頭が悪いわけではない
要するに、勉強できるバカなんだ...
――――――――――――――――――――――
「なー聞いたか?」
クラスの男子が噂話を持ち込む
「何がだ?」
「新しい先公来るんだってよ!」
「馬路か!?」
「しかも、俺らの担任らしいぜ」
「どんな奴だ?」
一護がそいつらの話に割ってはいる
「今度は女らしいぜ」
「女…ね」
恋次が雑誌を見ながら呟いた
「お前また潰す気か?」
一護が恋次の雑誌を取って読み出す
「別に…勝手に向こうが辞めてくだけだろ?それに、どっちかというと、一角の方だろ」
「俺はなんにもしちゃいねーぜ。胸倉掴んで脅しただけだろ?精神的ダメージ与えてんのは日番谷だろうが」
「人を悪いように言うんじゃねーよ。教え方下手だから教えてやったんだ」
冬獅郎は分厚い本を読みながらそう言う
「ねーあんたたちさ、今回はどうやって潰す?」
一人の女子が話しかけてきた
「「「「別に興味ねーよ。やりたいようにする。そんだけだ」」」」
四人がはもる
「失礼します...」
は校長室へと入った
「よく来てくれたの」
「いえ。それで...」
「うむ。君には、2−Bの担任になってもらいたいんじゃが」
「わかりました」
「2−Bの子達はちいと問題児でな」
「それは存じています」
「他のクラスと比較できんほどなんじゃ。今年に入ってわずか3ヶ月4人もの教師を辞めさせておる」
「それも、存じ上げております。ご心配なく。そろそろ授業が始まりますので教室に参ります」
「くれぐれも気をつけるんじゃぞ」
「はい…」
たくっ、最近のガキは...
は教室へと向かう
―――――――――――――――――――――――――
「おっ!!来た来た!!」
一人の男子がそういうと、さっきまで立っていた奴等が一斉に座りだす
…何この単純な罠は...
が扉の上を見るとそこには黒板消しがあった
ガラッ
っとあけると、ポトンと黒板消しが落ちてくる
それを見送るとは中へと足を踏み入れる
何もなかったように、教団に上がっていく
「教科書のP1を開いて」
行き成りそう言った
冬獅郎は、
「何で最初からはじめんだよ...」と思っていた
「先生!」
一人の女子生徒が手を挙げて聞く
「何?」
「自己紹介とかしないんですか?」
「する必要ないでしょ?」
「でも、先生ココの担任なんですよね?」
「それが何か?」
「自己紹介くらいしてくれてもいいと思います」
その女の二つ後ろの赤毛が言う
「ココの担任になった 」
そういうと、後ろを振り返って黒板に数学の公式を書いていく
「先生」
「何」
「もっと詳しく教えて欲しいんですけど」
一角が口角を上げていう
「名前知ってれば十分。担任って言っても朝と帰りと授業でしか会うことないんだし。
授業に関係ないことはあとからにしてくれない?あんたら一応受験生なんだから自覚したらどうだ?」
「ムッカ…」
一人の女子生徒が隣の子と話し出す
は気にせず授業をする
「…面白そうな奴」
冬獅郎がの後ろ姿を見て呟いた
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