「一護」


「あっ?」


「冬獅郎と一角も」


「んだよ」


面倒くさそうに一角が来る




「今日担任が飯作るらしくてよ、家に来たら食わせてやるってさ」



「まじ!でも、アイツ料理作れんのかよ?」



「怪しいな...」




冬獅郎が言う




「一応一人暮らしらしいし、大丈夫だろ?」





恋次は苦笑いをしつつ答える






「俺、パス」


一角は断った




「用事でもあんのか?」



一護が聞く



「優奈と約束あるし」




「そっか。んじゃ、俺らで行こうぜ」












――――――― 放課後 ―――――――――





「鈴が誘ったのってこいつらか」


修兵が言う




「色々とあって...取り敢えず行きますか」


鈴を先頭に後ろからぞろぞろとついて行く





「明日休みだし泊まってくか?」


「おっいいね〜」


恋次の提案に海燕がのる




「いやいや、私の家なんですけど...ι」



「別にいいんじゃねーの?泊まったら都合悪いのか?」


冬獅郎が意地悪く聞いてくる




「別にそんなことないけど」



「じゃーいいじゃねーか」

一護も賛成する


「そういう問題じゃない気するんだよね〜」




「気にするなって」


修兵が鈴の肩にポンっっと手をのせた







一つの高級マンションの前に差し掛かった




「ココ」



「「「「「はぁっ!?」」」」」





鈴は玄関に入るとロックを外す



「あんまり騒がないでよ」



「スゲー」


恋次は中へと入る





「何階だ?」


海燕が聞く



「最上階」



「「「「「まじっ」」」」」




「金持ちだな」


恋次がエレベータの外を見ながら言う




「ここ親のマンションだからね」



「…お嬢ってわけか」


修兵が言う



「そういうことはないけどね...」





鈴が部屋の前に行くと指紋と鍵でドアを開ける





「めっちゃハイテクだな」


一護が指紋のところを見る





「下手に触らないでよ」


「…はい」




中に入るとそれはまたビックリするくらいの広さだった






「「スゲー!」」


恋次と海燕がハシャグ




「こういうとこに住みてーよな」


一護は窓辺へと行く




「ベランダでバーベキューにでもしようか?」



「「「「賛成!!!」」」」



「日番谷?」



「…なんでもいいぜ」




鈴は少し微笑んだ




「楽しくなさそうだけど?」



「そんなことねーよ。料理作れるのかよ?」



「失礼だね#こう見えても上手い方なんだよ!」



「バーベキューには関係ないけどな」



「まーね。これ、TVのリモコンで、こっちがオーディオ、それとエアコンとDVDのリモコンね

 用意できるまで好きなことしてていいから。序にゲームはあそこの下に入ってる。あっちのボックスはDVDで

 もう一つの方はCDとか、本が読みたかったら廊下真っ直ぐ行って左」





「あぁ...」





鈴はエプロンをつけて準備を始めた








「ちょいちょい」



海燕が皆を集めだした















「お前らってのこと好きなんだよな?」


「「ハァー!?」」


恋次と一護が声をはもらせる



「おっ?好きじゃねーの?」



「好きっつーか...ほっとけねーっつーか」



一護が曖昧な言い方をする





「おぅ、なんつーか放っておけーねーんだよな」



「日番谷は?」


「別に好きでも嫌いでもねーよ」




「まーあれだよな、生徒と教師じゃマズイもんな」



修兵がソファーで腕を組んで頷いて言う






「ライバルは少ないほうがいいしな。集めて悪かったな。くつろいでいいぞ」






海燕が言う



いやいや、あなたの家じゃありませんから…






そんな会話があったなんてしらないは着々と準備を整えていく







「スッゲー!!!俺の欲しかったゲームだ」


一護が一枚のゲームを取り出して言う





「貸すよ?」



が遠くから答える






「俺、ゲームキュー●持ってねーんだよな」



「一台貸すけど?」



「本当か!?」


「嘘ついてどうすんだよ…」


「にしても、なんでこんなにゲーム持ってんだ?」



修兵がゲームのソフトを一つ持って聞く







「私も好きだし、それに子供がやるからね」



「「「「こっ…子供ぉぉぉぉぉ!?」」」」




「そう子供」


「お前結婚してたのか!?」




海燕が台所の小窓のところまで走っていき聞く






「私の子供じゃないよ。兄貴の子供」



「「「「ビックリした…」」」」



「そろそろ焼くからベランダに出て」



「「「「はーい」」」」






「運ぶの手伝うぜ」



一護が台所へと行く








「ありがとう。じゃーコレ持ってって」


「おぅ」







「俺も何か運ぶぜ」


修兵もやってきた







「じゃーコレお願いしま〜す」



「はいよ」