買Kラッ



、迎えに来たぜ」





そこには、阿散井の姿があった



当然私は驚いた







「お迎え?」

「そうだぜ。今日から俺と一護・冬獅郎が代わり代わりにお前の授業前に迎えに来てやるからな。感謝しろよ」

「ちょっと待て、何で?しかも私頼んでないのに、何で感謝しないといけないの?」


「これは、市丸撃退の作戦その1だ」







隣に居た修兵がニカッっと笑い答える










「市丸…撃退作戦1…ってことは、2もあるってことだよね?」

、鋭いな」







お次は反対側の海燕が言う










「お前は誰かついてねーと、危なっかしいからな。作戦2は、俺と修兵が朝向かえに行き、帰り送って行く」


「んで、作戦3は、昼休みは俺らに勉強を教える」


「・・・・。何その無茶苦茶勝手な作戦は...。私に自由という二文字はないのかい…ι」


「んなこと言ったって、他に対処法ねーだろ?」










恋次が頭を掻きながら言う











「一番いいのは、アイツが消えること」

「「「無理だ」」」

「三人声揃えて言わなくてもいいのに...」

「おら、取り敢えず教室に行くぞ」
「はいはい」











は重たい腰を上げ、恋次と教室へと向かう











「本当に私なら大丈夫だよ?」

「大丈夫じゃねーだろ?今まで見てたら」

「・・・。でも、こんなんいつまでも、やってられないでしょ」

「できる限りのことはやっとくべきじゃねーのかよ」

「そりゃーね。でもあんたらに迷惑かかるしさ」

「俺らが勝手に始めたんだぜ。迷惑もくそもねーよ」

「それもそうか。じゃー、しっかり護衛頼むぞ!阿散井」

「おぅ…って何偉そうにしてんだよ」

「あんたより、偉いでしょ?」

「調子こくな」











の頭を小突く











「先生の頭を叩くとは何事!?これで、脳細胞がどれだけ死んだと思ってんの!?
 そのせいで私が早くボケたら、介護しなさいよ!!」

「はいはい。(…お前のためなら何でもするっつーの)」



















―――――――――――――――――――――
教室では...



「ねー最近あんたら付き合い悪くない?」









そう言いだしたのは川島











「そうか?普通だろ」






一護が答える







「だって、一護冷たくなったよね」






松山が寂しそうに言う







「んなことねーし」


「あいつが来てからだよね」






斉藤が言う









「あんたら、先公と何かあったの?」

「「何もねーよ」」








冬獅郎と一護が声を揃えて言った








「一角も何か言いなよ」







山本が一角の傍へ行く









「別にどうでもいいじゃねーか。それよりよ、今度この店行かねーか?」










一角が一護と冬獅郎に一つの雑誌を見せる








「おっ!いいじゃん」
「暇つぶしにはなりそうだな」












ガラッ


「授業始めるから席に着いてー」







と恋次が入ってきた


恋次が自分の席へ戻ると川島が待っていた










「何で恋次があんな奴と一緒に来るの?」
「別に」

「絶対私に冷たい!」
「んなことねーよ。自分の席に戻れって」


「川島自分の席に戻れ」








が注意する







「うるさいな〜。私は恋次と話してるの...」









川島は腕を組んでに対しウザそうな態度を取る








「うるさいのは、お前だ。話があるなら次の休み時間にでもしろ。それか、出て行け」








はチョークを持っていた手でドアを指す







「…行こう恋次」

「俺を巻き込むなよ」

「いっつもだったら一緒に行ってくれるじゃん」

「そういうガキっぽいのもういいじゃねーか」


「はいはい。恋人同士の喧嘩はそこまで。授業の邪魔、静かにするか出て行くかどっちかにしてくれない?」








はうるさいと言わんばかりの顔をする









「恋人じゃねーし」






恋次は不満そうな声を出して言う









「酷いよ恋次。今まで一緒に居てくれたのに…」

「だから、しつけーっての」


「行こう、ゆい。他の人も行こうよ。こんな奴の授業なんて出る意味ないって」








と山本が言うと、一斉に立ち上がってぞろぞろと教室の外へと出て行く







「一角も行こう」

「俺は授業受けるぜ」

「一角…」

「授業料もったいねーし。それに俺受験で数学必要だしな」

「・・・」






山本は一角を残して教室から出て行く



残ったのは、日番谷・斑目・黒崎・阿散井の四人だけだった









「授業はじめるよ〜」










は気にせずに黒板を白チョークで汚していく







「いいのかよ」






黒崎が辺りを見回して言う






「私には関係ないよ。出たくない奴は出なくて良い。それに、人数少ないならお前らだって良いハズだ」
「そりゃそうかもしれねーけどよ」
「別に気にすることねーだろ。授業のペースも速くなるし、わからねーとことかも聞けんだ」









冬獅郎が教科書と筆記用具を持ち、前の席へと移動する







「おっ、賢いな日番谷」

「早く授業しろよ」






一角が言う





「はいはい」





生徒四人と教師一人で授業が始まった...







授業はいつもよりも速く進み、

そして、

早く終わった






「今日はここまで。あとは自由にしとけ〜」



「ボイコットこのまま続いたらお前ヤベーんじゃねーの?」

一護が切り出した




「まー・・・クビ?」
は横に置いてある椅子に腰掛けた




「そんな呑気なこと言ってていいのかよ」

恋次が言う



「私はクビになってもいいけどね〜。ここよりマシなとこなんていくらでもあるし」



「このままだと、確実にクビだな。あいつ等のことだ悪化しねーわけねーだろうな」

一角はそう言うと自分の席へと戻る




「勝手にやらせとけばいいんじゃない?バカには付き合いきれないし」



「まずは市丸をなんとかしろよ」


日番谷がそう言った



「あいつは...どうしようもないと思うのは私だけ?」

「取り敢えずは極力会わねーようにするしかねーだろうな」
恋次が少し考えて意見を言う



「極力は避けてるけどね...んじゃ、私は職員室戻るから」


が教室から出て行くと、恋次がついていった






「お前らよく先公のためにやるよな」

一角が頬杖を付きながら言う




「なんか、ほっとけねーし」

一護が外を眺めながら言った


「嫌いじゃねーしな」

冬獅郎は本を読みながら言う







が出て行って少し経つと教室から出て行った奴らが戻ってきた







「あ〜楽しかった。一角も来ればよかったのに」

山本が言う



「楽しかったんならよかったんじゃねーの」

一角がテキトーに答える




「それでね...」

山本が一角に話し出す





「あれ?恋次は?」
川島がそう言いだす



を送ってった」

一護が少し面倒くさそうに答える
って誰?」

松山がそう聞く



「担任の名前」

「何であんな奴名前なんかで呼ぶの?」


「教師って柄じゃねーし。別に深い意味ねーよ」




「何で恋次は送っててるのよ・・・」
川島が涙目になりながら言った










―――――――――――――――



「あんたもよくやるよね」

「何が...」


「あたしのために?」

「別にテメーのためじゃねーよ」

「じゃー、何のため?」

「俺のため」

「・・・。わけわからん解答。まっ、いいや。ありがとね」


「別に...(市丸なんかに渡したくねーし…)」

















2008年03月05日