「行ってきます」 「頑張れよ」 「はい」 はまず、教室へと向かった 「日番谷来てるか〜?」 と言って入っていくとクラスの人は一斉にの方を向く 「日番谷ならまだ来てねーよ」 「そっか」 は教卓の椅子に腰掛けた 女子は「何でここにいるのよ」などと文句を言っていた 一護と恋次はの近くに来た 「昨日何あったんだよ…」 一護が聞く 「別に何にもないよ。お前らは勉強のことだけ考えてろって。この受験生が!」 「そりゃ来年の話だろうが」 恋次か苦笑しつつ言う 「何やってんだよ…」 三人でしゃべっていると冬獅郎が登校して来た 「やっと来たね〜」 「何か用かよ…」 「私じゃないんだけどね…取り敢えず来てくれます?」 「…あぁ」 日番谷はだいたいの予想がついた 市丸のヤローだろうという… 二人は理科実験室へと向かった 斉藤が残りの二人に聞いた 「日番谷君はどこへ連れていかれたの?」 「「知らねーよ」」 二人はそう言うと、自分の席へと戻っていく ―――――― 一方市丸が居る所へと向かう二人… 「でっ、何処に行くんだよ」 「理科実験室」 「市丸らしいところだな」 「ホントにああいう薬品臭いとこ嫌い」 「保健室もか?」 「あそこは寝れるからいい」 「どんな理由だよ…」 冬獅郎はフッっと笑った 二人は理科実験室の前に立った コンコン とドアをノックすると市丸が出てきた 「よう来たな。入り」 自分の部屋のように言う 二人は理科実験室へと入る 「ほな、本題に入ろか?」 と冬獅郎は顔を合わせた 「日番谷の処分が決まるまでは停学や」 「ちょっと待ってください!!」 「なんやちゃん?」 「可笑しいですよ!一発殴ったからって…それにあの時は市丸先生も悪かったじゃないですか!」 「退学にならんかっただけエエやろ」 「そのくらいで退学にするなんて可笑しいですよ!」 「ボクに手出したんが悪かったんや」 「あんた本当に人間腐ってる…」 「そんな顔せんとき」 は市丸を睨んだ 「日番谷の退学はほぼ決定やな」 「貴様・・・」 はギュッと拳を握った 「日番谷の代わりに私が辞めたらそれでいい?」 「それはアカンわ」 「、もういい…」 冬獅郎が市丸を睨んで言った 「一つだけ方法はあんやけどな」 市丸がいつも以上に気味悪く笑った… |
「方法?」 「せや...日番谷を退学にさせない方法や」 「辞めとけ!」 冬獅郎は強くそう言った は冬獅郎の方を見て軽く笑った 「ボクと付き合うって条件やったら、日番谷の処分消したってもええよ」 「ふざけたこといってんじゃねー」 冬獅郎が市丸を睨みつける 「あんまり睨まんといてくれへん?これは、ボクとちゃんの話や」 「んだと」 「日番谷、辞めとけ」 が日番谷を止める 「どないすん?」 「…」 「…」 「まー、今答え出さへんでもええわ。答え出すまでは日番谷は停学になるけど、しゃーないやろ」 「…」 「ほな、今日はこれくらいでエエは」 市丸がドアの取ってに手を掛けた 「…わかった...」 「何言ってんだよ!」 冬獅郎が驚いた表情をしてを見上げた 「そうくると思ったわ」 「お前正気かよ」 「大丈夫」 は冬獅郎にそう言って笑いかけた 「ほな、お邪魔無視は居なくなって欲しいんやけど...」 市丸がの近くへ行くと肩を抱いた 「テメー…」 「ちゃんの厚意を無駄にしたらアカンやろ?なー、ちゃん?」 「...放してくれませんか?それと日番谷、次の...」 の唇に自分のをくっつける 「!?」 唇を放すと相変わらず不気味な笑みをしている 「彼氏の前で違う男の名前出さんといてな」 「・・・授業あるので放してくれません?」 ものすごく良い笑顔でが言った 「…せやなそろそろ時間やし、ボクは次此処やからまた後でな」 「…」 は日番谷と共に何も言わずに出て行った 「…」 「…」 先に口を開いたのは日番谷だった 「お前これからどうすんだよ...市丸の彼女になんてなったらただじゃ...」 「それくらい私だってわかってるよ。どうしようにもどうにもなんないし。仕方ないんじゃないの?」 「お前が余計な口出すからだろうが...」 「あんたこのまま退学でよかったわけ?そうもいかないでしょ。将来多忙なんだからさ」 「他人巻き込むくれーなら退学な方がいい」 日番谷は歩くのを止めを睨んだ 「ガキが生意気な口聞くな。ここに来れてんのも親の金だろ?親を悲しませるなよ」 「...あんな親...親じゃねーよ」 再び日番谷はの前を歩き始める 「一つ言っとくけど、私がこのまま引き下がるとでも思ってんの?」 「…」 「私は私なりの考えあるし。だから日番谷は心配するなって!」 はニッコリ笑ったけど、俺には作り笑いにしか見えなかった 「つーか、何でお前そこまでするわけ?」 「一応カワイイ教え子だから?とか言ってみたり(笑)」 俺はまだ気づいてなかった... コイツの考えに... 「それと、このことは誰にも言うな...いいな?」 「…あぁ」 |
2008年03月05日 |