夕方…
 
 
 
 「一護お前泊まってくか?」
 
 「俺今日親父に妹の面倒頼まれてるから無理」
 「俺も御袋が出かけてるから家のことやんねーといけねーんだよな」
 「えっ?二人とも帰っちゃうの?」







少し寂しそうに言うに恋次はニヤッっと笑い


 「もしかして、寂しいとかか?」
 「寂しいっていいうか奴隷がいなくなちゃう?」
 「「そっちかよ!」」
 



二人に突っ込まれるとは苦笑いした








 「冗談だよ」
 「イヤ、冬獅郎は私と二人きりより友達居た方が良いんじゃないのかなって思ってさ」








一護と恋次は冬獅郎の方を見たが、全然そうは見えなかった










 「まっ、また来るからよ」
 
 「そんじゃな」



一護と恋次は帰っていく


















 「また二人になっちゃったね。ワイワイしてるのも偶にはいいよね〜」

 「お前も物好きだよな」
 
 「何が?」

 「いや...なんでもねーよ」

 「そういう言い方されると気になるんですけど...」







は横目で冬獅郎を見た







 「まっ、いいや。今日の夕食は出前ということで」















6時くらいに出前を取りその後、はソファーでウトウトしていた









 「お前寝たらどうだ?」

 「う〜…..zZZ(_ _)」
 「おい」
 「ん…」

 「・・・(俺の理性を試させてんのか?」







と思いつつ、疲れてるんだろうと思った冬獅郎はを部屋まで運んでやることにした





 「…コイツ身長あるわりに軽いな」







部屋に行くとベッドへとを降ろし布団をかけようとした


 
 「…行か…ないで…」
 「?」




冬獅郎は寝言だとわかるとの頭を撫でて部屋から出て行った
借りている部屋へと戻った冬獅郎は荷物をたたみだした







 アイツに迷惑はかけたくねーし...
 俺の親のせいでアイツが辞めるなんてことにはしたくねー
 もう少し経ったら出て行くか...












10時過ぎ…


冬獅郎は部屋から出た
そして、の部屋へと向かい寝ていることを確かめたあと、玄関へと向かった








 「Good Morning!」




という声が玄関先から聞こえてきた






 
 「お前…」

 「あら?日番谷君こんな時間からお出かけかな?何処に行くんでしょうね」

 「お前寝てなかったのか?」

 「寝てたよさっきまで」
 
 「今布団の中にいただろ」

 「あれは抱き枕vVこんな単純な手に嵌ってくれるなんて日番谷くんも人の子ですな」
 
 「当たり前だろ...人の子じゃなかったら何なんだよ。だいたい薄暗くて抱き枕なんだか人だかわかんねーよ」

 「まっ、そんなことは置いといて。帰さないって言ったよね?」

 「いい加減にしとけよ。俺は自分の家に帰りたいんだ。お前の傍にいるのも飽きたしな...」

 「そう」

 「だから、どけよ」

 「絶対にイヤだ。人質が勝手に出歩くマネなんてしないでもらえるかな?」
 
 「人質じゃねーだろ。別に...」

 「仕方ないか…」








は懐から銃を取り出した




 「!?」
 「手荒なマネはしたくなかったんだけどね。まっ、仕方ないか…」





は冬獅郎に銃口を向ける




 
 「…どうせ本物じゃねーんだろ?」
 「そう思うなら試してみるのも良いんじゃない?」





次に安全装置を外した






 「・・・」
 「人質は人質らしく大人しくしてないと痛い目みるよ?
  さっきは本物かどうか疑ってたみたいだけど...
  今はどうかな?私マフィアに知り合いいるからこういうの入手するのって
  とっても用意なんだよね。あと、動かないでね。指一本でも動いた瞬間に頭に風穴出来るから...」







は薄っすら笑いを浮かべた




 「お前俺をどうするつもりなんだよ...金目当てか?」
 「別に…暇潰し。あ〜あ、今動いたよね?GAME OVER…」





は引き金を序所に引く
冬獅郎は目を見開いての引き金を引く指を見ていた







 「さようなら…」













    ズキュン・・・・









辺りには火薬の匂いと煙が広がった...









2008/03/05