あれ...担任だよな?
冬獅郎は部活に向かう際に市丸に車に押し込まれているを目撃した
「おいっ...」
「なんだよ冬獅郎」
一護は歩みを止め聞く
「忘れ物でもしたか?」
一角がバカにした感じに言う
「ちげーよ。アレ、担任じゃねーか?」
「「「おっ!!!」」」
雰囲気はやばそうな感じ…
「市丸の奴手早いからな」
恋次が他人事のように言う
「助けたほうが良くねーか?」
「自分のことくらい自分でどうにかすんだろ」
一角はそう言った
「今日アイツ本調子じゃなくねー?」
一護
「おいっ!冬獅郎!!」
冬獅郎は一人歩いてそこへ行く
「ほっとけよ」
一角は体育館へと向かう
残りの二人は日番谷の後ろ5mくらいの距離を取って付いていった
「本当は無理やりってすきやないんやけどな」
「…降ろしてください」
「大人しく送られたらええやん」
「あんたみたいな奴に送られるくらいなら死んだ方がマシ...」
「せやけど、具合悪いんやろ?」
「熱あるわけでもないし。そこをどけて頂けません」
すごくいい笑顔でが言う
「いやや」
「どけろよ」
市丸の後ろから低い声が聞こえた
「何や?日番谷やないの」
「こいつに用事あんだど」
「そりゃ無理やわ。今から家まで送ってくねん」
「無理やりか?」
「聞こえ方悪いな。送っていくんや」
はその間に反対側のドアから外へ出る
「サンキュー日番谷!今度なんか奢ってやるよ!!」
と言い残し、壁を登って消えた
「あの壁…人が登れるもんなのか?」
「凡人には無理だな…」
恋次と一護が唖然とし見ていた
「何なん?」
「別に...」
日番谷は市丸に背を向け歩き出した
「折角ええとこやったのに、台無しや」
「…」
が学校へ来て一ヶ月が経っていた
週初めのL・HR…
「今日の昼に学級委員は会議室で委員会あるから。ところで、学級委員って誰?」
「はーい。私と恋次」
川島が手を挙げて言う
「じゃー、よろしく。もうすることもないし、自習な」
は職員室から持ってきた仕事をし始める
「先生ー」
どっかの女子が話しかけてくる
「何…」
「なんで、いっつも自習なんですか?」
「あんたら自習嫌いなの?私は授業やる方が嫌いだけど...」
「それでもあんた教師かよ」
一角が口を出した
「教師が授業嫌いじゃ駄目なわけ?」
「じゃーなんで教師やってんだよ」
「いいよ!一角もっといっちゃえ!!」
山本が横から応援する
「金のため以外なんでもないでしょうに...」
「よくそれで教師やってられるな」
「やるだけなら誰でもできるんじゃない?」
質問しても冷たい答えだけが返ってくる
「何で、先生は教師をやりたいと思ったんですか?」
「知らない。やることなかったし、給料は一定してもらえるし。そんなくだらない質問するのやめてくれる?
仕事に集中できないから」
「先生は生徒より、仕事を優先するんですか〜?ひっどーい」
山本が演技をしだす
「じゃーあんたらは私ら教師に何を求めてるのかハッキリ明確に言いなさい」
「そりゃー、私達を理解してくれて、面白い授業してくれる教師がいい。ねー」
「「ねー」」
「曖昧な答え方求めてないし、それにまずは、自分を理解してもらいたいなら、自分達が他人のことを理解したら?」
「ハァーあんたにそんなこと言われたくないし」
「そんな綺麗ごと言う教師なんて良い教師じゃないね。今までの教師にどんな態度とってたか知らないけど、
私に通用すると思わない方がいいと思うけど...」
チャイムが鳴りは教室から出て行った
「まじ、ムカツクあいつ...絶対追い出してやる」
「くだらねー」
冬獅郎がつぶやいた
|