「バレないようにね」
「はーい」
ということで 、今日から男子校に通います!
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「転校生を紹介する」
私...いや、俺は中へと足を踏み入れる。
教室がザワつく
「 です。ヨロシク」
「の席は日番谷の隣な」
私は日番谷と呼ばれた人を見る
「(ふ〜ん、この人が日番谷…)」
休み時間になるとの周りに人だかり出来る
「ボク、市丸ギン言うねん。よろしゅうな」
「どうも」
「俺は阿散井恋次」
「檜佐木修兵」
「ヨロシク。二人とも刺青してんだな」
っとニッコリ笑った
その顔はとても綺麗で可愛かった
そこに居た誰もが"ドキッ"っとした
「日番谷の下の名前って何て言うんだ?」
「…冬獅郎」
は日番谷と目が合ったため、ニコリと笑っておいた
「・・・」
「どうかしたか?」
「別に。お前生徒会役員やる気ねーか?」
"お前生徒会役員やるきねーか?"
この一言で私の高校生活が始まろうとしていた
日番谷はこの学校の生徒会長を務めている
「…書記くれーならやってもいいけどな」
この時は後で後悔するなんて思ってもみなかった
「じゃー今日からが書記だな」
日番谷は普通にそう言った
「って、まてよ。生徒会役員って選挙で決めるもんだろ?」
労は少し驚いて言った
「ココ変わってんのや」
市丸がそう言いだした
「変わってる?」
「せや。選挙が行われるんは、会長と副会長のみや。他の役員は、
会長あるいは副会長が任命、それか自らボク等に言いに来る他ないねん。
せやから、下級生の役員ハンはおらんで!」
「(そりゃそうでしょうとも…)」
は苦笑した
「っで、書記の仕事って何すりゃいいんだ?」
「特にねーよ。只、ここの生徒会は違反者を罰することができる。
校内の規律を乱す者を処分し、それを記録すんのがお前の仕事だ」
「へ〜。用は校内の察ってとこか?」
「そんなもんだ」
は阿散井と檜佐木の方を見た
「恋次と修兵も生徒会に入ってんの?」
「おぅ!唯一喧嘩認められてるしな。俺は放送会長。
仕事は呼び出しだぜ」
恋次が得意そうに言う
「(恋次はいい人だと思うけど、呼び出されたくは無いよね...)」
「俺は広報会長。主に生徒会紙作りだ。まっ、内容は見てのお楽しみってことで」
修兵はニィッっと笑った
「ギンは?」
「ボクは副会長や。仕事は会長補佐ですわ」
それを聞いて日番谷が、
「…名前だけな」と言う
「そないなこと言わんといてや」
「(生徒会役員ってこれしかいないのカナ?にしても、本当に生徒会…なの?)(苦笑)」
この時はまだ、私の自由が無くなるなんて思ってもいなかった...
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