またしても、私は阻止された
「へっ?」
「広報と書記はこれからお仕事だ」
「へ〜…ってえ゛――――!!!ありえねーよ!馬路!?」
「マジだ、馬路」
「最悪…」
「元気出せって」
そう言いながらの肩をポンと叩いた
「手伝ってやっからよ」
「本当!?お前最高!」
は恋次に抱きついてしまった
「だー、気持ちワリーから放れろ」
「おーし!さっさと仕事終わらせてとっとと帰ろう!行くぞ、恋次・修兵」
と校内へ戻る者…
「ほな、日番谷ハン」
「あぁ」
そして、家へ帰る者もいた
―――――――――――――――――――――――――
「でっ、何すりゃいいんだ?」
恋次が“日誌”と書かれたノートを渡す
「これに今日の日付、時刻、場所、喧嘩してた奴の名前・組、状況を書く。以上だ、楽だろ?」
「おっおぅ...ところで、あいつ等の名前...何?」
「たくっ。普通は聞いておくんだけどな、お前キレてたし仕方ねーけど。
2ー4のメンツは山本・木下・竹田、2-5は島崎・林・北上」
「おっ、サンキュー」
「んで、何でお前そんなに早く帰りたがってんだ?」
「何でって言われてもな...家でのんびりしたかったからじゃん
(私は早く普段の姿に戻りたいんだよ!!!)」
「家にいるよか学校の方が楽しいだろ?」
「そうか?それに俺転校してきたばっかだしな。家の方が楽だな。
それに変な仕事請け負っちまったみてーだし」
は苦笑した
「生徒会は楽しいと思うぜ。なー修兵」
恋次が修兵にふる
「あぁ。暇つぶしにもなるしな」
修兵は先程からパソコンで何やら打っている
「何打ってんだ?」
が修兵の後ろに回る
「あっ?新聞作り。見んなよ」
修兵に軽く睨まれた
「いいじゃん!」
「明日読めばわかるっつーの」
修兵はそう言うとまた打ち込んでいく
「帰っていい?」
が犬のように目をキラキラさせながら恋次に聞く
「…おっ…おぅ…」
「おっしゃ――!!んじゃ、バイバーイ」
と言って去って行った
「あいつ変わってるよな」
恋次が呟いた
「確かにな」
翌日、登校したに修兵が生徒会新聞を渡した
「【…新生徒会役員書記会長 !…喧嘩している中一人で割ってはいる。
喧嘩をしていたのは2-4、2-5のいつものメンバー山本・木下・竹田・島崎・林・北上…
のち一人の胸倉を掴んだ。そしてマシンガントークで相手を捩じ伏せ、最後の決め台詞は
“早く帰れるならさっさと帰って、どっか行って察にでも捕まれバーカ”
それに圧倒された六人はそそくさと立ち去った。
その時ののインタビューでは、『まー、こんな喧嘩俺にとってなんてこと無いぜ』と語った...】
って俺インタビューなんてされてねーし!」
「それはどうでもいいだろ。で、これが俺の仕事ってわけだ」
「へ〜、スゲーな」
「まーな」
「毎日だしてんのか?」
「いや、三・四件事件が溜まったら発行する程度だ」
「そっか。大変だな」
「…」
俺はそう言われたのは初めてだった
大抵は「楽でいいな」とかだ
――――― 昼休み ―――――
生徒会役員は大抵生徒会室で昼食を取る
そして、俺の見たことの無い奴が二人入って来た。
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