が転校してきて三ヶ月
危ういことはあれど、何とか私の正体バレてない!
ある日の放課後、少し屋上で休んでいると何やら男が四人ばかり俺の前に現れた
「(コイツら...喧嘩の常習犯だよね)何か用か?」
取り敢えず聞いてみる
「用?ハッ」
「(コイツ鼻で笑いやがった#)」
「何か最近お前偉そうだよな」
「はぁ?」
「転校早々生徒会に入ったからっていいきになってんじゃねーぞ!」
一人がの胸倉を掴んだ
「放せよ…」
は掴んでいるやつを睨む
「女の顔しやがって怖くねーんだよ!」
次にはおもいっきり殴られた
「つっ...」
「俺にもやらせろよ!」
などと声が上がり、は四人に囲まれ蹴られたり殴られる
「どうした?いつもの威勢は?あ"ぁ?」
「テメーら何してる...」
丁度現れたのは日番谷だった
「げっ...逃げろ!!」
四人は慌てて逃げ出した
「大丈夫か?」
「…サンキュー」
「たくっ、立てるか?」
「あぁ…うわっ!?」
は上手く立ち上がれずコケそうになった
冬獅郎は手を貸す
「わりっ」
「このドジ...」
は地面に座り壁に寄りかかった
「「・・・」」
「冬獅郎戻らねーの?」
「お前一人にしとくと危ねーからな」
「失礼なやつ」
「何で手出さなかった?」
「…何となく(違う...出さなかったんじゃなくて出せないんだよ...私弱いから)」
「そうか...コレ...」
「?」
冬獅郎がに渡したのは財布だった
「生徒会室に落ちてた」
「そっか、ありがとう。中...見た?」
「あぁ…」
「そうだよね〜。じゃなきゃ私のなんてわかんないもんね。…それじゃー、私のこと…」
「わかった」
「だよね〜。私やっぱドジ...折角ココまで頑張ったのになぁ〜」
「言わねーよ」
「?」
「誰にも言わねー」
「何で...」
「前々から可笑しいとは思ってたしな。これで納得した」
「う"〜やっぱ冬獅郎は凄いよ」
はニッコリ笑った
痛々しい顔で...
「女にその傷は厳しいな...」
「やっぱそう思う?でも、冬獅郎が来てくれなかったらもっとヤバかったよ!ありがとう」
「あぁ...///」
二人の頬を風が優しく撫でる
「!?」
「悪い…」
「どっ、どうしたの!?」
冬獅郎がを抱いた
「…もっと早く来れば痛い目に遭わなかったのにな」
「何言ってんの!?来てくれただけでも嬉しいよ!ほら、戻ろう?きっと皆心配してるだろうからさ」
は優しく笑った
「そうだな...お前名前は?」
「 兼 !よろしく〜♪」
「あぁ...ヨロシク」
生徒会室へ戻った時の皆のリアクションは面白かった
「変な顔してどうした?」
が楽し気に言う
「お前そのケガ…」
修兵が顔の傷を指差して言う
「あ〜、ちょっとな。冬獅郎が助けてくれたんだぜ」
「「お前大丈夫か!?」」
修兵と海燕が痛いそうに見る
「ん〜...痛い」
「「だろうな」」
「こうしてもおられへんで!!をやった犯人トッ捕まえたるわ!!!」
生徒会室は大騒ぎになった...
『何か面白いもの撮れた?』
『バッチシ!』
と冬獅郎が抱き合っている写真があった...
『…面白くなりそうだ…』
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